最大9連休がもたらした退職代行サービスの急増
2025年1月12日(日)、新たなテレビスタイルの「ABEMA」で放送された『ABEMA的ニュースショー』では、過去最多の退職代行サービスへの依頼があったことが明らかになりました。その背景には、2024年から2025年の年末年始を迎えた最大9連休が影響しているようです。
依頼件数が過去最多!
番組内で取材が行われた退職代行サービス「モームリ」のオフィスでは、連日多くの電話対応に追われているスタッフの姿が見られました。特に仕事が始まる前日から当日は依頼の殺到があり、1月6日だけで250件以上の申し込みがあったとのことです。スタッフの一人は「この時期は、職場のことを冷静に考える余裕ができるんでしょうね」と語り、連休の休暇を経て多くの人が「この職場に問題があるのでは?」と感じるようになっていると推測しました。
一方で、タレントのでか美ちゃんは「イヤだった会社に自分で『辞めます』と言うのは気持ちが良い」と持論を述べながらも、その意見が強い人ばかりではないこと、優しい人ほど自分を犠牲にすることが多いため、心を守るためには退職代行が選択肢として必要だと考えているとコメントしました。これに対して、番組MCの千原ジュニアも「それはお金を払う価値がある行動だ」と同意を示しました。
辞め方の重要性
政治ジャーナリストの青山和弘さんは、退職の意思を伝える方法の重要性に触れ、自らの経験を次に生かすためにも、しっかりと意思を伝えていくことが大事だと主張しました。彼は「スムーズに辞められることもあるだろうし、業界を変える可能性もある」と続け、自分がそうすることでより良い関係を築ける可能性があるとも指摘しました。このような考えに対して千原ジュニアも共感しつつ、価値観の変化を感じている様子でした。
言葉の使い方と社会の進化
さらに番組では、時代に沿った言葉の使い方についても議論が行われました。「奥さん」という呼び方が適切かどうか、また、性別を問わずにどのように表現すべきかが話題となりました。でか美ちゃんは結婚後、「奥さん」と呼ばれることに抵抗があり、代わりに「妻」や「パートナー」という言葉を使うようにしていると説明しました。彼女は「言葉の使い方一つで、社会が少しずつ変わっていくことに期待したい」と語り、その意義を訴えました。
変わりゆく言葉の世界
そして、元雑誌編集者の田辺健二さんによると、近年特定の言葉の使用が制限されるようになっており、「巨乳」という表現はすでに使われなくなりつつあると指摘しました。その代わりに「美バスト」といった新たな表現が一般的になっていることに対して、でか美ちゃんは「名乗っているだけでハラスメントに加担している気持ちになることもあった」と振り返りつつ、2021年に改名した背景を語りました。
最後に
このように、今回の『ABEMA的ニュースショー』では、退職代行サービスの急増や言葉遣いの重要性について多岐にわたる議論が交わされました。視聴者としては、これらのテーマが現代社会にどのように影響しているのかを再考し、今後の選択肢としてどう向き合っていくか考える良い機会となるでしょう。放送の様子は、ABEMAにて見逃し配信中ですので、是非チェックしてみてください。