新たな挑戦:内村光暉が女子監督に就任
6月8日日曜日、柔道界に新たな風が吹き込みました。「視覚障害者柔道女子日本代表」の監督に内村光暉選手が就任したのです。日本のパラ柔道界において、数々の成績を収めてきた内村選手は、選手としての第一線を離れ、次なる舞台で指導者としての道を歩むことになりました。
内村選手の経歴と意気込み
内村光暉選手は、2010年代から実力を発揮し始め、2020年には講道館杯全日本柔道体重別選手権大会男子-66㎏級で見事3位に輝くなど、強豪選手としての経歴を持っています。また、2021年には全日本選抜柔道体重別選手権大会でも3位に入賞、2024年には5位に入るなど、圧倒的な技術を駆使して数々の大会に挑戦してきました。これらの経験が、指導者としての彼にとっての大きな財産となります。
内村本人も就任に際して「光栄に思うと同時に身が引き締まる思いです。皆様の応援に感謝しながら、選手の皆さんが全力を発揮できる環境を整えたい」と述べています。彼のパッションは、選手たちに多くの勇気と感動をもたらすことでしょう。
28年ロス大会と32年ブリスベン大会に向けた準備
内村監督の就任に伴い、強化委員長の上水氏や男子監督の谷井氏とともに、2028年のロサンゼルス大会や2024年のブリスベン大会に向けた総力戦が始まります。パラ柔道がさらなる高みへと譲れない挑戦です。監督として、内村氏は、選手が持つ最大限の能力を引き出すために尽力することを誓っています。
IBSA JUDO Grand Prix Giza 2025へ向けた選手たち
内村監督就任の発表と同時に、2025年8月18日から19日にエジプト・ギザで開催される「IBSA JUDO Grand Prix Giza」において、日本から派遣される選手も発表されました。
男子選手
- - 兼田友博(J2-70㎏級)
- - 佐々木嘉幸(J2-81㎏級)
女子選手
- - 石井亜弧(J2-52㎏級)
- - 藤原由衣(J2-52㎏級)
これらの選手たちは、内村監督の指導のもと、世界の舞台で自らの力を試し、己を高める機会を得ることとなります。目明かしの象徴である彼らの活躍に期待が高まります。
未来に向けて
内村選手の就任は、ただの役職ではなく、視覚障害者柔道の発展と選手たちのさらなる成長を促す挑戦の始まりです。選手たちがどのように進化し、成長していくのか、今後が非常に楽しみです。温かいご声援をもって、内村監督と選手たちの成長を見守りましょう。