元ラグビー代表・大畑大介が語る子育ての秘訣と児童虐待防止の重要性
2025年11月10日、Yogibo Store 御堂筋本町店では、FM大阪のラジオ番組「こどもてらす~To Zero for Children~」の公開収録イベントが行われました。このイベントは、児童虐待の防止を目指し、歩くことを通じて寄付を行う「ORANGE WALK」と連携して開催されました。特に元ラグビー日本代表の大畑大介がゲストとして登場し、子育てや自身の経験を元にした貴重なトークを展開しました。
イベントは前半と後半の2部構成で進行されました。会場には観客が集まり、大塚由美さん(FM大阪 DJ)と岩朝しのぶさん(日本こども支援協会の代表理事)も登場しました。彼らの会話開始時、観客はリラックスした雰囲気に包まれ、笑い声が絶えませんでした。特に目を引いたのが、大畑が自己紹介の中で「明日、僕は50歳の誕生日を迎えます」と発言した瞬間の盛り上がりです。会場は祝福の声で満たされ、彼自身も新たなスタートを切る心境を語りました。
子育てと父親の役割
前半パートでは、大畑自身の子育てエピソードが中心に語られました。「元々子どもが好きじゃなかった」という彼が、現在の全力子育てに至るまでの心境の変化について深く掘り下げて話しました。また、父親として娘との向き合い方についても触れ、大畑流の子育て観が次々と語られました。「母乳をあげたことがある」という驚きの告白に、会場は笑いに包まれました。
居場所づくりと現在の問題
後半では「子どもたちの居場所づくり」というテーマが取り上げられ、大畑は自身の「一風変わった」幼少期の経験を元に、居場所を見つける重要性を熱く語りました。岩朝代表理事は、児童養護施設の子どもたちが機会を得ることの難しさについて言及し、年間22万件に及ぶ虐待問題の現状についても訴えました。
教育の変化と未来への希望
さらに、子どもたちの指導方法の変化についても話が及び、大畑は「昔はアメとムチで厳しさから学んでいたが、今は会話が重視されている」と語りました。しかし同時に、過度に与えられる環境から思考力が育たない子どもも増えている現状も指摘し、指導者が時代に合わせたアップデートが求められることを強調しました。岩朝代表もこの見解に同意し、会場は共感の雰囲気に包まれました。
子どもの笑顔を守るために
最後に、大畑が「虐待問題においては、まず知ることが重要だ。子どもの笑顔は世の中の明かりであるため、スポーツを通じてその明かりを広げていきたい」と力強いメッセージを贈り、参加者たちの心に響くトークの時間が締めくくられました。
この公開収録の模様は、FM大阪で2025年12月6日と2026年1月3日に放送される予定です。今後の放送をぜひ聴いて、虐待防止や子どもとの向き合い方について考える機会を持っていただきたいと思います。