ヨーヨー・マが魅せる無伴奏チェロの世界東京公演2025開催決定！

ヨーヨー・マ無伴奏チェロリサイタル東京公演2025

現代最高のチェロ奏者であるヨーヨー・マが、令和5年（2025年）9月20日（土）にサントリーホールで開催する無伴奏チェロリサイタルが決まりました。彼の卓越した演奏は、クラシック音楽ファンのみならず多くのリスナーを魅了してきました。

ヨーヨー・マは、パリに生まれたのち、4歳でチェロを始め、7歳でニューヨークに家族と移住しました。様々な場面で神童としての才能を示し、ジョン・F・ケネディ前大統領の前やレナード・バーンスタインのコンサートにも姿を見せました。彼はジュリアード音楽院でレナード・ローズから学び、ハーバード大学を卒業しながら、音楽と学問の両立を果たしました。

1982年にはバッハの「無伴奏チェロ組曲」を録音し、翌年にはその全曲がグラミー賞を受賞。当時から続く彼の代表作として、バッハの作品は今も多くのファンに愛されています。その後も、1994年から1997年にかけて再録音を行い、異なるアーティストとのコラボレーションを経て、2018年の3度目の録音では、各年代での新たな表現を披露しました。

また、「バッハプロジェクト」では、2018年から世界6大陸36ヶ所での公演を行い、2021年には沖縄公演も成し遂げました。彼の功績が称えられ、2021年には「第32回高松宮殿下記念世界文化賞」の音楽部門を受賞。このように、多くの栄誉を持ちながら、今年では70歳を迎えるヨーヨー・マは、なお一層、活躍を続けています。2024年には、デュオ・アルバム「メルシー」もリリースする予定です。

今回の東京公演のプログラムには、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番ト長調、第5番ハ短調、第6番ニ長調に加えて、チャオ・ジーピンの「草原の夏」、アフメト・アドナン・サイグンの「チェロのためのパルティータ」、ジョージ・クラムの「チェロのためのソナタ」が含まれています。これらの作品を通じて、ヨーヨー・マの洗練された表現を直接体感できる貴重な機会です。