オークネットとミライラボが手掛ける新たなEVバッテリー自動劣化診断
近年、電動自動車(EV)の普及が進む中、その心臓部となるリチウムイオンバッテリーの効率的な診断と再活用が急務とされています。このたび、オークネットはミライラボと連携し、EVバッテリーの自動劣化診断ラインを開発しました。この取り組みにより、中古EVバッテリーの性能を迅速に診断する道が切り開かれ、リパーパス(再利用)製品の流通が大きく前進することが期待されています。
自動化された劣化診断
新たな自動劣化診断ラインは、従来の人手による診断時間を大幅に短縮。これまで1モジュールあたり24時間以上もかかっていたプロセスが、なんと5分以内に圧縮されることになりました。この効率化は、中古EVバッテリーを活用した製品の生産リードタイムを大幅に短縮し、増え続ける中古バッテリーの流通を加速させる要因となります。
適用技術と今後の展望
オークネットは2019年にミライラボとの業務提携以来、EVバッテリーの診断技術を共同で進めてきました。2024年には、独自のインピーダンス測定法を導入することで、バッテリー性能の高精度診断が実現します。この新技術により、より多くの中古バッテリーの診断が可能となり、「Energy Loop Terminal」を使った流通プラットフォームの拡充が期待されます。
「Energy Loop Terminal」とは?
「Energy Loop Terminal」は、中古EVバッテリーの劣化診断を行い、活用可能なバッテリーを組み込んだ「リパーパス製品」を取り扱っています。このサイトでは、バッテリーの信頼性が担保された製品を提供し、環境負荷の低減とともに、持続可能な社会の実現を目指しています。
さらに、ミライラボが開発した環境負荷の少ないソーラー街路灯「THE REBORN LIGHT smart」も、Energy Loop Terminalの製品のひとつです。この製品は、EVバッテリーのリパーパスを通じて、カーボンニュートラルの推進やレジリエンス(復元力)の強化にも貢献しており、2025年には「ジャパンレジリエンスアワード」で最優秀賞を受賞するなど、その取り組みが評価されています。
今後の可能性と国際展開
オークネットとミライラボの取り組みは、国内だけでなく国際的な市場でも大きな影響を及ぼす可能性を秘めています。劣化診断技術の進化により、より多くの国々でEVの普及とともに、中古バッテリーの重要性が増していくことでしょう。こうした流れの中で、彼らの診断ラインが果たす役割はますます重要になるといえます。
お問い合わせ
この新しいプロジェクトや技術による影響について、さらに詳しい情報を知りたい方は、オークネットのエネルギー事業戦略部までご連絡ください。目の前に広がるEVバッテリーの未来をお楽しみに!