的場浩司の防犯講座
2025-12-19 18:39:16

特別防犯イベントで的場浩司が語る特殊詐欺対策の重要性

特別防犯イベントで学ぶ特殊詐欺防止



2025年12月15日、三越劇場にて警視庁中央警察署の150周年記念を祝う特別防犯イベントが開催されました。今回のイベントでは、特別防犯支援官としても知られる的場浩司氏が防犯教室を開き、急増する特殊詐欺の現実とその対策について解説しました。

驚くべき特殊詐欺の実態



的場氏は、令和7年11月までの警視庁中央警察署管内での特殊詐欺被害の概要を発表しました。それによると、すでに30件、総額で約4億4,500万円もの被害が報告されており、前年と比較しても件数・金額ともに大幅に増加しているとのことでした。特に驚くべきは、被害者の約半数を占めるのが20代から30代の若年層である点です。働き盛りの世代が、勤務中に電話を受けて詐欺に遭うケースが急増しています。的場氏は、この現状を踏まえて「自分は大丈夫」と考えている約者こそ危険であると強調しました。参加者に対して注意喚起を促しました。

詐欺の手口とは



今回特に説明されたのは「ニセ警察官」を名乗る詐欺の手口です。犯人は警察官として振る舞い、「あなたは容疑者です」といった不安を煽る言葉を投げかけてくるため、被害者は恐怖心から冷静な判断ができなくなる可能性があります。その後、LINEなどのSNSに誘導され、ビデオ通話を利用して偽の身分証明書や逮捕状を提示される巧妙な方法も紹介されました。的場氏は「警察官がSNSやビデオ通話を通じて手帳や逮捕状を見せることはありません。もしそのような連絡があったら、すぐに警察に相談を」と啓発しました。

身を守るための対策



また、特殊詐欺への対策として、国際電話番号の利用休止が重要であることが説明されました。詐欺の電話の約8割が国際電話からかかっている現状を受けて、的場氏は「固定電話の国際電話を止めることで、詐欺を未然に防げます」と呼びかけました。参加者はその場で申込書に記入し、手続きを行うことで実際の防止策を実践する機会を得ました。

歌を通じた防犯啓発



イベントの後半では、演歌歌手の岩本公水さんと多岐川舞子さんが登壇し、防犯についての意識を高める歌を披露しました。歌の合間に、岩本さんは「この場での歌が防犯について考えるきっかけになれば嬉しいです」と述べ、家族や友人にも防犯意識を広めるよう呼びかけました。一方、多岐川さんも「誰でも詐欺に遭う可能性があるので、歌を通じて“気をつけよう”というメッセージを届けたい」と、心に残る言葉を伝えました。

このイベントは、特殊詐欺を防ぐための啓発活動として非常に意義深いものとなりました。的場氏の分析や歌手たちのメッセージが、多くの参加者に防犯への意識を芽生えさせる結果となったことは間違いありません。今後もこうした取り組みが続くことを願っています。


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