PHR活用の実証調査
2025-05-12 10:51:16

太陽化学が推進するPHR活用で健康意識向上を目指す実証調査報告

PHR活用の取り組みと実証結果



近年、個人の健康管理に対する関心が高まる中、太陽化学株式会社が、経済産業省の「令和6年度日常生活におけるPHRを活用したユースケース創出に向けた実証調査事業」に取り組み、注目すべき結果を報告しました。この実証事業では、セブン-イレブンをはじめとする企業とコンソーシアムを組み、日常的にコンビニエンスストアを利用する消費者の健康意識を高めることを目的としました。

実証調査内容の概要


本実証調査は、19日間にわたり、多摩センター駅近くのセブン-イレブンで行われ、165名の参加者が健康チェックを受ける形で実施されました。 参加者は、店舗に設置された体組成計やヘモグロビン推定値測定機器を用いて健康データを測定し、日常生活から得られるライフログ(歩数、睡眠時間など)を専用アプリで集めました。 これらのデータを基に、個々の生活者に適した商品が提案されるシステムを検証し、健康意識や購買行動にどのような影響があるかを探りました。

健康意識の向上が確認


調査の結果、アプリ参加前後の健康意識を比較したところ、参加者の健康意識が顕著に向上していることが確認されました。この結果は、PHRを活用したパーソナライズされた商品提案が、消費者にとって有効であることを示しています。

健康無関心層の購買行動の変化


興味深いことに、健康に無関心な参加者についても購買行動が変化している可能性が見受けられました。 健康行動、そのものが増加することはなかったものの、調査期間中にサラダチキンや豆腐、ヨーグルトなど健康的な食品の購買が増加していることが分かりました。これは、消費者の健康意識が間接的に購買傾向へ影響を及ぼすことを示唆しています。

商品によって異なる健康の切り口


さらには、商品のカテゴリごとに求められる「健康」の切り口が異なることも示されました。参加者からは、普段使いする商品のレコメンド希望が多く寄せられる一方で、パンには低糖質を求める声が多い一方で、飲料ではビタミンを手軽に摂れる機能性を求める声があり、製品によって健康のニーズが異なることが浮き彫りになりました。

今後の展望


この実証事業を通じて、PHRを活用したパーソナライズされた商品提案が、消費者の健康意識向上や購買行動、さらに来店頻度や購入金額の増加に寄与する可能性が確認されました。

今後も太陽化学は、経営理念である「世界の人々の健康と豊かな生活文化に貢献する」を掲げつつ、健康で便利な生活をサポートする取り組みを続けていくことを表明しています。また本実証事業に関する詳細は、経済産業省のホームページに加え、2025年に開催予定の第3回健康フォーラムでも発表される予定です。

参考リンク


令和5年度補正PHR社会実装加速化事業に関する報告書や具体的な成果は、経済産業省の公式サイトよりご覧いただけます。

経済産業省 様式提供ギャラリー

太陽化学株式会社について


太陽化学は、1948年に設立され、三重県四日市市に本社を置く食品素材メーカーです。商業製品には乳化剤や安定剤、機能性食品素材が含まれ、伝統的な天然素材から最新技術を駆使した新素材まで幅広く商品を取り揃えています。企業としての研究開発活動は常に行われており、使いやすい健康食品の創出に情熱を燃やしています。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: セブン-イレブン 太陽化学 PHR

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。