夏の特別企画『C×Organ』がスタート!
2025年1月に開館50周年を迎える神奈川県民ホールでは、特別な夏の企画『C×Organ』が実施されます。この企画は、神奈川県内のパイプオルガンを巡り、その魅力を再発見する旅です。神奈川県民ホールは、日本で初めてパイプオルガンが設置された公立ホールとしての歴史を持ち、484回に及ぶ「オルガン・プロムナード・コンサート」を通じて、地域の文化芸術の発展に寄与してきました。
パイプオルガンの魅力とは
パイプオルガンは、その音色の豊かさから“楽器の王様”と称されています。ひとつの楽器でオーケストラと同じくらいの音を奏でることができるため、聴く人々に圧倒的な感動を与えます。今回の旅では、フェリス女学院大学内にあるフェリスホールと、茅ヶ崎恵泉教会を訪れ、それぞれのパイプオルガンの特性を知り、名曲に耳を傾けることができます。
フェリスホールと茅ヶ崎恵泉教会での公演
8月の2つの特別公演の一つ目は、8月2日(土)横浜のフェリスホールで行われます。連携する作曲家たちの音楽を通じて、オルガン特有の音の響きを体験できます。このホールのパイプオルガンは、1989年に設置されたもので、アメリカのテイラー・アンド・ブーディ社によるもの。18世紀北ドイツ様式のデザインが施されています。
二つ目は、8月9日(土)に茅ヶ崎恵泉教会での公演です。この教会のオルガンは1998年にオランダのライル兄弟オルガン製作所によって設計され、独特の音色を醸し出しています。いずれの公演も約60分を予定し、名曲J.S.バッハの「トッカータとフーガ ニ短調」のような素晴らしい演奏をお楽しみいただけます。
自由な発想でクロスするオルガン音楽の魅力
本企画は、Composer(作曲家)、Classic(古典)、Contemporary(現代音楽)の3つの「C」をテーマにしています。このシリーズでは、中田恵子オルガン・アドバイザーの監修のもと、バッハの曲から現代の作品まで、多彩なオルガン音楽の世界が広がります。
また、各公演後にはオルガンの見学会も行われ、普段はなかなか近くで見ることができない楽器の内部を間近で見る貴重な機会も提供されます。音の鳴る仕組みについてのレクチャーもあり、参加者の音楽に対する理解が深まります。
誰でも参加できる入場無料の公演
公演はどちらも入場無料ですが、予約が必要です。子供から大人まで楽しめる内容で、未就学の小さなお子様も大歓迎。自宅では感じることのできない、パイプオルガンの迫力ある音色をぜひ体験してみてください。これが、夏の特別な思い出となることでしょう。
この素晴らしい音楽の旅をお見逃しなく!詳しくは公式サイトをチェックして、予約をお済ませください。