走行距離に応じた新たなカーリース料金計算システムの特許取得

自動車の販売やファイナンスのデジタルトランスフォーメーション（DX）に取り組む【DRD4株式会社】が、画期的な「走行距離課金型カーリース」の料金計算システムに関する特許（特許番号：第7722724号）を取得しました。この特許は、月額基本料金と走行距離に応じた追加料金を計算するための新しい手法を提供するものです。DRD4は「エンキロ」というマイカーリースサービスを運営しており、その背景にある技術が生かされています。

エンキロサービスとその特色

「エンキロ」（公式サイト）は、リース契約者が月額の基本料金と走行距離1km毎の料金を支払う形で運用されています。多様な車種に対する料金計算においては、国内市場に流通する様々な車の残存価格データをもとに、２種類の価値減少の考え方（走行距離に関係なく減価する車両価値、走行距離に応じた減価する車両価値）が用いられます。この仕組みが、より柔軟かつ効率的な料金計算を可能にしています。

特許の内容とその利点

DRD4の取得した特許は、以下の２つの方法で構成されています。まず、全走行距離が0を含む車両の残価データを使用して基本料金を算定し、次に異なる走行距離に基づいて算出した距離単価を用いて追加料金を計算します。このシステムにより、多様な車種を履行するリースサービスにおいて、顧客が必要とする多様性を提供できるようになりました。

今後の展開

DRD4は、特許を取得したことを契機に、販売加盟店制度を導入し、走行距離課金型カーリースのOEM提供を開始しました。この制度は、自動車関連事業者との提携を促進し、店舗でのエンキロの受付を助けることを目的としています。また、加盟店やOEM提供先の事業者にとっても多くのメリットがあります。例として、走行距離に応じて支払いができるリースが顧客に提供できることで、低走行距離の顧客にも適した提案が可能になります。

さらに、簡単に見積もりを作成したり顧客管理が行えるシステムが提供されるため、新規参入者でもスムーズにビジネスを展開できます。特にフィールドセールスのサポートも充実しており、初めての方でも安心して利用できる体制が整えられています。

車リースの意義

現在、自動車の維持費や購入価格が高騰する中、【エンキロ】のような柔軟なリースプランは、日常生活をサポートするための重要な選択肢となっています。特に、運転頻度が少ない方に対して、必要な分だけを支払う形のプランが求められています。DRD4は引き続き、最適な価格で車両の保有と利用を可能にする新しいサービスを開発していく考えです。