感涙必至の映画『90メートル』ノベライズ本が発売！

映画『90メートル』ノベライズ本が登場！

2026年3月27日（金）に公開予定の映画『90メートル』。そのノベライズ版が、2月4日（水）に文春文庫から発売されることが決定しました。この作品は、注目を集めている新進気鋭の監督・中川駿のオリジナル企画です。W主演には、山時聡真と菅野美穂が名を連ね、彼らの演技によって温かくも切ない親子の物語が描かれています。

物語の内容

『90メートル』のストーリーは、高校3年生の息子・藤村佑と、難病を抱えるシングルマザー・美咲の絆を描いています。佑は母・美咲と過ごす中で、彼自身の夢と母の介護との狭間でもがく青年。夢を追うことができないもどかしさや母への愛情が交錯した、感情豊かな作品です。この親子の物語は、観客に深い感動を与えることでしょう。

主演・山時聡真の思い

主演の山時聡真は、自身の役について次のように語っています。「佑の抱えている思いを100%理解しているかといえば、正直わかりません。しかし、佑として生きていく中で、多くの方の優しさを感じました。この作品を観て、その答えを見つけていただけたらと思います。」彼の言葉からは、佑の葛藤や成長がいかに大切なものであるかが伺えます。

母を演じる菅野美穂の情熱

美咲役を演じる菅野美穂も、母親としての思いを深く理解し、演技に取り組んでいます。彼女は、役柄を演じることで、厳しい現実と向き合う母の姿を真摯に表現。試写を見た際の感想として「映画は気づいたら涙が頬を伝っていて、人は優しいと感じさせてくれる作品になっていました」と語っており、この作品の訴えかける力を物語っています。

中川駿監督のこだわり

監督・脚本を手掛けた中川駿は、映画やノベライズについて「観客に想像の余地を残すべく、映画では意識的に情報量を少なくしています。しかし、ノベライズ版では内に秘めた心情を描きました。映画と小説を併せて楽しんでいただければ」と話しています。これにより、観客はキャラクターの内面的な葛藤に触れることができ、物語の奥深さをより実感することができるでしょう。

ノベライズ版『90メートル』の内容

ノベライズ本では、佑が抱える様々な感情や母・美咲との関係が丁寧に描かれており、映画とは違った視点で物語を楽しむことができます。この感動的な物語を、多くの人に読んでいただきたいと、出版にかける編集者の熱き思いが込められています。昨今の厳しい現実を生きる全ての人に寄り添う作品となることでしょう。

まとめ

映画『90メートル』を基にしたノベライズ版の発売が近づいています。親子の愛情や困難に立ち向かう姿が描かれたこの作品は、きっと多くの人々の心に響くことでしょう。映画ともども、ぜひご期待ください。尚、文庫版は899円（税込）で、見逃せない一冊となっています。映画『90メートル』の公式HPやSNSでの最新情報もお見逃しなく！