HYBE JAPAN、組織改編でエンタメ新時代を切り開く
HYBE JAPANは、事業の強化と拡大を目指す新たな組織改編を発表しました。この取り組みは、日本本社としての地位を高め、アーティスト事業を強化するための重要な一歩です。特に、2024年8月に提示された「HYBE2.0」という新成長戦略に基づき、各地域の文化や特徴に応じた事業展開を図る「マルチホーム・マルチジャンル」戦略が打ち出されています。
新たに就任したChief Labels Officerの島賢治氏は、過去にソニー・ミュージックなどで多彩な業務を経験。音楽業界でも著名なマネージャーとして知られ、2017年には株式会社fearlessを設立し、アーティストのブランド戦略に幅広く携わってきました。一方、Chief Creative OfficerのJEFF MIYAHARA氏は、少女時代や安室奈美恵、ONE OK ROCKなど、数多くのアーティストを手がけ、エンターテインメントとテクノロジーの融合にも注力してきました。
この組織改編により、HYBE JAPANはアーティストの発掘、育成、ブランド価値向上を目的としたコンテンツ制作とマーケティングに力を入れる方針です。島賢治氏は、「日本から世界で活躍できるアーティストを創出することが最大の目標」とし、あらゆる要素を統合したソリューションを展開することで、アーティストの価値を高めることに挑む意気込みを見せています。
また、JEFF MIYAHARA氏は、「日本特有のカルチャーが世界から注目されている。次世代のスーパースターを輝かせるためにこの旅路に加わることができ光栄に思う」と語り、新たな才能を世に送り出す意欲を表明しています。
HYBE JAPANの傘下には、グローバルグループ&TEAMやJ-POPボーイズグループのaoenが所属するYX LABELSが配置され、これによりレーベル機能も強化されます。YX LABELSの代表取締役はハン・ヒョンロック氏が兼任し、今後も複数の独立したレーベルを擁するマルチレーベル体制の確立が目指されます。
さらに、HYBE JAPANはエンターテインメントの豊かさを体験できるコンテンツを国内外に発信し、「Beyond Japan」という新しい時代に向けて前進しています。このプロジェクトは、日本のエンターテインメント産業全体の価値向上にも寄与するでしょう。
新しい体制の下、中国を含むアジア圏や世界市場でのアーティストの可能性が広がる今、HYBE JAPANの動きから目が離せません。今後の成果と、次世代を担うアーティストたちの躍進に期待が寄せられています。