新たなピアノの世界へ!
日本でクラシックピアノが再び注目を集めています。その最前線に立つのが、出版社マガジンハウスから出版された『ピアノが弾けるようになる本』です。この本は、10年の音楽活動からのブランクを経て、独学で学び直したピアニスト、ジェイムズ・ローズによる大人向けのピアノ入門書です。2025年7月に発売された本書は、わずか5ヶ月で重版が決定するという快挙を成し遂げました。
大人でもできる!
本書は、1日2小節ずつ、6週間でバッハの《平均律第1番 前奏曲 ハ長調》を弾けるようになる内容で構成されています。これにより、音楽未経験の大人でも手軽にピアノを楽しむことができるようになっています。ローズ氏は、「シンプルな前奏曲を弾くことができる喜びを、多くの人に届けたい」という思いでこの本を執筆しました。
口コミとSNSで話題に
発売以降、書籍は口コミやSNSを通じて広がり、特に9月19日には翻訳者である稲垣えみ子さんがNHKの人気番組『あさイチ』に出演した影響もあり、Amazonランキングの学習ジャンルで1位に輝くという驚きの反響を得ました。このような盛り上がりが、大人のピアノ再挑戦を後押ししています。
ジェイムズ・ローズ氏の特別メッセージ
著者のローズ氏は、次のように語っています。「日本は私にとって、クラシック・ピアニストの精神的ふるさとです。日本の偉大なピアニストたちへの憧れが私を支えています。この小さな本が、新たな読者の手に渡っていることに心から感激しています」と、特に日本の読者に向けたメッセージを寄せています。
ハッシュタグキャンペーンで盛り上がろう!
『ピアノが弾けるようになる本』の重版を記念して、Instagramで「#稲垣さん弾いてみたよ」キャンペーンが開催中です。本書に掲載されているバッハの曲を練習し、その演奏を投稿することで参加可能です。投稿した方の中から抽選で3名様には、稲垣えみ子さんの直筆イラスト入りポストカード3枚セットが贈呈されます。応募は2026年1月末日まで。
ピアノを始める理由
忙しい日々の中で趣味を持つことは心の健康に良い影響を与えます。ピアノはその素晴らしい選択肢の一つです。『ピアノが弾けるようになる本』は、そのスタート地点として極めて良いリソースです。例えば、最初に「まんなかのド」を見つけることからスタートし、徐々に自信を持って鍵盤に触れることができるようになっていくプロセスが大切です。
完全新訳によるわかりやすさ
本書は、著者ローズ氏による英語の原文を、『老後とピアノ』の著者である稲垣えみ子さんが日本語に翻訳しています。彼女の経験豊富な視点が、読者がピアノと向き合うための手助けをしており、決して難解ではありません。初心者でも親しみやすい内容が、一部の実践的なエクササイズを通じて、すぐに楽しい演奏に結びつくのです。
おわりに
『ピアノが弾けるようになる本』は、ピアノを始めたいと思っているすべての大人にとって、素晴らしい指南書です。無理なく学びながら、楽しい演奏体験を通して自分自身を表現できる喜びを味わえるこの本は、本当に多くの人に読んでほしい一冊です。さあ、多くの人々と一緒にピアノを楽しんでみませんか?