glafitがインパクトスタートアップ協会に加盟
和歌山を拠点とするglafit株式会社が、このたび社会課題解決と持続可能な成長を目指すインパクトスタートアップ協会(ISA)に正式に加盟しました。今回の加盟により、ISAの正会員企業数は合計325社に達し、その中には新たに81社の企業も加わります。glafitは、他の会員企業と協力し、社会に対してポジティブな影響を与えるイニシアチブを推進していくことを宣言しています。
ISAは2022年10月に発足し、持続可能な社会を実現するためのスタートアップエコシステムを構築することを目指しています。設立からわずか3年で正会員数を14倍以上に増やし、現在では企業や団体からの賛同も受けながら幅広く活動を展開しています。
政府との連携
最近では、政府や行政機関に対する提言も行っており、2023年には内閣府から発表された「骨太方針」において、初めてインパクトスタートアップ支援が採用されました。さらに、2024年6月には「新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画」において、インパクトスタートアップに対する包括的な支援策が提示される予定です。これらの政府施策は、特に新政権下でも注力されており、各担当大臣からも「社会課題解決」や「インパクト投資」に対する方針が示されています。
マルチステークホルダーとの協働
ISAは多様な利害関係者と連携し、経済同友会や新公益連盟との間で「共助資本主義の実現に向けた連携協定」を締結し、実行に移しています。また、金融庁主導の「インパクトコンソーシアム」に参画するなど、社会課題への取り組みをさらに強化しています。これにより、大企業とスタートアップの間でリソースを有効活用し、共通の目的に向けて協力することが期待されています。
glafitの使命
glafitはこれまで、日本国内の移動に関する課題解決に力を入れてきましたが、今後は途上国の移動課題にも目を向ける意向を表明しています。代表取締役社長の鳴海禎造氏は、「ISAの一員として、日本国内の問題だけでなく、世界中の課題にも寄与できるスタートアップとして成長し続けたい」と述べています。
glafitは、電動パーソナルモビリティの開発から製造、販売までを一貫して行う企業です。利用者に新しい移動体験を提供し、「移動を、タノシメ!」というブランドメッセージの下、日常の移動を驚きと感動に変えていくことを目指しています。
まとめ
新たにISAに加盟したglafitは、社会におけるプラスの影響を与えるために、他の多くの企業と手を取り合っていきます。これからの展開を期待しつつ、彼らの活動から目が離せません。