デジタルガレージとJCBの注目プロジェクト
2026年1月、デジタルガレージがJCBとりそなホールディングスと連携し、ステーブルコインの社会実装に向けた取り組みを始めました。そしてこの度、JCBとデジタルガレージは、ローソンと共にステーブルコインを活用した店頭決済の実証実験(PoC)を行うことを発表しました。この試みは、店舗での新たな決済手段を探るもので、多様化するキャッシュレス決済の流れにおいて重要な一歩となります。
実証実験の背景と意義
近年、日本国内ではキャッシュレス決済の比率が次第に高まってきています。特に、訪日外国人にとっては、通貨の交換や現金の扱いが大きな負担となることが多く、これを解決する手段としてステーブルコインが注目されています。ステーブルコインはその安定性と利便性から、多様な決済手段としての可能性を秘めています。
デジタルガレージ、JCB、そしてローソンの3社が協力することで、実店舗におけるステーブルコイン決済の実現可能性を詳細に検証し、各社の技術やノウハウを活かしたソリューションを模索します。
PoCの具体的な内容
この実験では、米ドルに連動したステーブルコイン「USDC」を使用し、利用者はスマートフォン上に表示されたウォレット情報を基にバーコード決済を行います。この仕組みは、消費者が提示する情報をPOSで読み取る「Consumer-Presented Mode」(CPM)方式を採用しており、よりスムーズで迅速な決済を実現します。
ローソンの店舗に設置されたPOSシステムとJCBが提供する決済サービスとの接続には、キャナルペイメントサービスが開発したコード決済処理技術を利用します。これにより、店舗での決済フローの円滑化が期待され、借金的な支払い体験を提供できることでしょう。
具体的な実施情報
- - 実施期間: 2026年8月20日(木)
- - 対象店舗: ローソン ゲートシティ大崎アトリウム店
- - 対応ウォレット: Base App
- - 対応ステーブルコイン: 米ドル建てステーブルコイン「USDC」
- - 決済方式: CPM方式
検証項目としては、決済フローの実現性やPOSシステムとの連携、店舗レジ業務への影響、決済完了までの所要時間、ユーザー向けWEBシステムの使いやすさなどが挙げられます。
日本におけるステーブルコインの未来
デジタルガレージは、今回の実証実験を通じて、ステーブルコイン決済のさらなる普及に向けた課題を明らかにし、解決策を提案していくことを目指しています。これにより、訪日外国人を含む多様なユーザーが、快適に決済を行える環境を提供することが期待されています。また、この取り組みは新たな決済エコシステムの構築にも寄与するでしょう。
今後もデジタルガレージは、キャッシュレス社会の基盤を支えるために様々な取り組みを進めていき、日本国内外の決済環境の進化を促進していく意向です。