多様な才能が結集した新アルバム『祝詞』の魅力を探る

アルバム『祝詞 - Norito -』の全貌

音楽の多様性が詰まったアルバム『祝詞 - Norito -』が、2025年4月12日に発表されました。この作品は、異なる世代とスタイルをもつ三人のアーティスト、YUIMA ENYA、J.A.K.A.M.、DJ KENSEIの合作であり、彼らの豊かなバックグラウンドが色濃く反映されています。

アーティストの特色

YUIMA ENYA

YUIMA ENYAは東京出身のジャズボーカリストで、18歳でアメリカに渡り、The New School for Jazz and Contemporary Musicでジャズを学びました。即興音楽への情熱を抱き、様々なプロジェクトに関わりながら、ファーストアルバムを2022年にリリースするなど、独自の音楽スタイルを確立しています。特に、ジャズやワールドミュージックを現代のビートに昇華する力が高く評価されています。

J.A.K.A.M.

一方、J.A.K.A.M.は幅広い音楽シーンでの活躍を重ねるプロデューサーであり、DJです。彼のキャリアは15歳からスタートし、特にヒップホップやワールドミュージックのテイストを融合したビートメイキングで知られています。国際的な録音経験も豊富で、その音楽スタイルは常に進化し続けています。

DJ KENSEI

DJ KENSEIは日本のヒップホップシーンにおいて重要な存在で、彼のDJ技術と音楽制作はオリジナリティに溢れています。80年代半ばから活動を開始し、多彩な音源をリリースしてきた彼の作品は、聴く人々に新たな音の可能性を届けてくれます。音楽制作においては、エレクトリックな音源においても有機的なグルーヴを重視し、深みのあるサウンドを生み出しています。

『祝詞 - Norito -』の内容

アルバム『祝詞 - Norito -』は全6曲で構成されており、そのタイトルには日本の伝統的な宗教、神道に由来する意味があります。「祝詞」とは神への感謝と祈りを捧げる言葉であり、この作品全体を通じて人間関係や生命への感謝が歌詞に込められています。

トラックリスト

- Side X:

- 矮大 Waidai
- 謳歌 Ouka
- 矮大 Waidai (MaL RMX)

- Side Y:

- ひょっとこ Hyottoko (feat. Hon Da Q, YUKKO! and GoRo the Vibratian)
- 火男 Hiotoko
- Bliss

各トラックは万華鏡のように異なるスタイルを持ち、美しいメロディと多彩なリズムで構成されています。特に「ひょっとこ」は、豪華なフィーチャリングアーティストとともにラップとメロディの融合を試み、聴き応え抜群の一曲となっています。

世界同時発売

このアルバムは、Record Store Day 2025のオフィシャルラインナップの一部として独自の位置を持っています。日本国内はもちろん、アメリカ、イギリス、カナダを含む世界各国のレコード店でも同時に発売され、多くの音楽ファンの元に届けられることとなりました。

音楽だけでなく、感謝を込めて

YUIMA ENYAは、音楽を通じて人間の情感や生命への感謝を表現し、社会とのつながりを大事にしています。このアルバムは、彼女の思いが色濃く反映された作品であり、聴き手に深い感動をもたらすことでしょう。

『祝詞 - Norito -』のリリースに伴い、三人のアーティストが描く音の世界をぜひ体感してみてください。新たな音楽体験が広がっていくことでしょう。