パラスポーツ体験授業
2025-10-26 18:46:20

岡山大学附属小学校にてパラスポーツ体験授業を実施!

岡山大学附属小学校でのパラスポーツ体験授業



2025年10月17日、岡山大学附属小学校にて特別な出前授業が行われました。この授業は、国立大学法人岡山大学により、パラアスリートを招いて実施されたもので、主に6年生を対象にしたものです。授業では、24時間テレビチャリティー委員会から寄贈されたパラスポーツ体験キットを使用し、競技用の車いすに乗りながら車いすバスケットボールを体験しました。

この授業の目的は、児童たちにパラスポーツの理解を深めさせ、共生社会の重要性を考えるきっかけを提供することにあります。講師として登壇したのは、車いすバスケットボールの日本代表キャプテンを務めた根木慎志氏です。彼は岡山市出身であり、脊椎に障がいを抱えながらも、スポーツを通じて多くの人と交流を図ってきました。

根木氏の軽妙な話し方と情熱的な指導法に、児童たちはすぐに引き込まれていきました。授業が始まると、根木氏が実演を交えながらスリーポイントシュートを決めると、場内からは驚きの歓声が上がりました。すると、児童たちも自身の体験に挑戦する準備が整いました。

児童たちは、実際に車いすに乗り込み、5対5の試合形式でチャレンジを始めました。しかし、競技用車いすの操作は想像以上に難しいもので、最初は戸惑ってしまう子どもも多く見られました。それでも、根木氏の具体的なアドバイスと応援の言葉に励まされ、徐々に彼らはコツをつかんでいきました。「腕をしっかり回して漕げばいいんだ!」という根木氏の声に応え、子どもたちは真剣に取り組んでいました。

ドリブルの代わりにボールを膝の上に乗せて車いすを漕ぐ操作や、ターンの際のスピード感を体感し、力強いシュートを決めた時には、体育館中に歓喜の声が響き渡りました。「まっすぐ進むだけでも大変だ!」と感慨深くつぶやく子どももいましたが、チームメイトが互いに声を掛け合いながら、車いすをぶつけ合ってボールを追いかける姿が見られました。自然と周囲から「頑張れ!」や「ナイスパス!」という応援が起こり、体育館の熱気は最高潮に達しました。

この授業を通じて、子どもたちは車いすバスケットボールの楽しさだけでなく、誰もが楽しめるスポーツの可能性や、仲間を思いやる気持ちの大切さを学びました。将来的には、岡山大学附属学校園が地域との絆を深めながら、さらなる取り組みを続けていくことが期待されています。同校がどのような新たな挑戦をしていくのか、今後の展開にも注目が集まります。


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