フランス発のアニメスタジオZAGが日本法人設立、アニメ界に新たな風を吹き込む

ZAG JAPAN合同会社の設立

フランスを拠点とする独立系アニメーションスタジオZAGが、世界的に人気のIPである『ミラキュラスレディバグ＆シャノワール』を手掛けていることは、多くの方に知られています。この度、ZAGは2025年7月に日本法人「ZAG JAPAN合同会社」を設立することを正式に発表しました。この新しい拠点の設立は、ZAGの国際展開を一層強化し、さらには日本文化に根ざしたコンテンツ創造へとつながる重要なステップです。

ZAGのCEOであるジェレミー・ザグ氏は、日本の文化とアニメーションが自社の創作に与えた影響について感謝を述べ、才能溢れる日本のクリエイターたちとのコラボレーションを通じて、感動的で美しい作品を世界に届けたいと表明しました。この意気込みは、ZAGが日本の豊かなアニメーションの伝統を尊重しながら、西洋の革新的なストーリーテリングを融合させた作品を生み出すことへの期待の表れです。

COOには風早完次氏が就任予定

ZAG JAPANの最高執行責任者（COO）には、東映アニメーションでの豊富な経験を有する風早完次氏が就任する予定です。風早氏は、業界への深い理解と情熱を持つ人物であり、ZAGの西洋アニメーションと日本アニメ文化の融合に貢献することが期待されています。彼は、ZAGのストーリーテリングが日本のマンガやアニメの特徴を反映しており、他にはない感動の深みを生み出していると述べています。

風早氏によれば、ZAGが大成功を収めた『Miraculous』の事例が、西洋と日本のアニメーション文化の融合が新たな魅力をもたらす可能性を示していることは間違いありません。彼は、この日本のアニメーション業界での長年の経験を生かし、ZAG JAPANの設立が新しい「愛される作品」の誕生に寄与することを心から願っています。

日本のアニソンアーティストとのコラボレーション

ZAGは、日本の大手タレントエージェンシー「HIGHWAY STAR」と提携し、影山ヒロノブ氏や玉置成実氏といった著名なアニメソングアーティストが同社の作品に参加することを発表しました。ジェレミー・ザグ氏は、音楽がZAGの物語において非常に重要な要素であり、憧れていたアーティストたちと共に創作できることが大きな夢であると語っています。

HIGHWAY STARの代表、松村起代子氏も、ZAG JAPANの設立を歓迎し、所属アーティストがZAGの作品『Ghost Force』に参加できることを誇りに思っています。彼女は、このプロジェクトが世界中の人々に喜ばれることを願っており、ZAGの新たな一歩に大きな期待を寄せています。

ZAGの世界観と今後の展望

ZAGは、テレビや映画、デジタルプラットフォームに向けて魅力的なキャラクターや独創的なストーリーを提供し、世界基準のコンテンツを作り出すことを目指しています。代表作の『Miraculous™ - Tales of Ladybug & Cat Noir』や『Ghost Force』をはじめ、現在進行中のケイティ・ペリー主演の長編アニメーション『Melody』など、多彩な作品を展開しています。

東京に新たな拠点を設立することにより、ZAGはパリ、ロンドン、サンタモニカに加え、グローバルな創作ネットワークをさらに拡大します。ジューシーで多様な物語を届けるZAGから目が離せない日々が続きます。今後の展開にぜひご注目ください。詳しい情報は公式サイト（zag.com）をご覧ください。