倉敷のデニムで進化した「BLUE BLOOD」トラック
デニムの街として名高い岡山県倉敷市で、ボルボ・トラック中国株式会社キャリオンと青木被服株式会社が手を組み、新たなデニム仕様のトラック「BLUE BLOOD」を発表しました。このコンセプトトラックは、両社の技術と情熱が融合した作品であり、地域の誇りを象徴すると同時に、世界に向けたメッセージが込められています。
「藍の動脈」としてのコンセプト
「BLUE BLOOD」という名は、トラックのその存在に岡山の「藍」の文化を象徴するものとして命名されました。内外装のデザインには、特注のブラックデニムが使用され、ダメージ刺繍が施されています。このブラックデニムは、まるで漆黒の岩肌のような力強さを持ちながら、そこに流れる藍色の「血脈」は、活力と静けさを兼ね備えています。
さらに、豚革やピッグレザーのコンビネーションが、タフさと繊細さを併せ持ち、視覚的にコントラストを生み出しています。このトラックは、脱燃料時代の精神「AGAINST The FUEL」を体現し、未来に向かって力強く走り続ける意志を示しています。
岡山のデニム文化を世界へ
このプロジェクトの背景には、ボルボ・トラックの正規ディーラーであるキャリオンが岡山のデニムの魅力を地域に根ざした形で発信したいという想いがありました。その思いが青木被服のデニムへの情熱と見事に合致したことによって、コラボレーションが実現しました。キャリオンの社長・應本一樹氏は、「このトラックを通じて、岡山・倉敷・井原の魅力を世界に知らせたい」と語ります。
また、青木被服の青木俊樹氏も「藍の血を流れるトラック」をテーマにデザインに取り組み、トラックが岡山のデニム文化のアイコンとなることを目指しています。
倉敷アイビースクエアでお披露目
この「BLUE BLOOD」は、8月12日から2週間、倉敷アイビースクエアにて展示されます。特に8月12日14:00からは、報道陣のみを対象としたお披露目式も開催予定であり、地域のメディアへもこの新たな試みを紹介する場となります。
このプロジェクトは、岡山のデニムをさらに広めるための新たな一歩であり、特に次世代を担う子供たちに向けて「岡山の誇り」を感じてもらう機会ともなるでしょう。今後も両社の協力を通じて、岡山のデニム文化がさらなる発展を遂げることが期待されます。
会社情報
(本社所在地:岡山県倉敷市、設立:1968年、事業内容:ボルボ・トラックの販売、買取り、整備)
(本社所在地:岡山県井原市、設立:1961年、事業内容:デニムの生産、自社ブランドの販売)
展示会の詳細や、今後の取り組みについてぜひ注目してみてください。また、岡山デニムの新たな可能性を秘めた「BLUE BLOOD」を通じて、地域の魅力を再発見する機会となるでしょう。