日本の映画クリエイターが世界へ挑む!
2026年5月、フランスのカンヌ国際映画祭に併せて開催された「JAPAN PITCH」で、日本の映画クリエイターたちが世界市場に向けた挑戦を果たしました。上映会を兼ねたこのピッチイベントは、ATMOVIE GLOBAL TRACKというアクセラレータープログラムが主催し、日本の映画界における新たな可能性を示すものとなりました。
選抜された5名のクリエイター
この「JAPAN PITCH」では、ATMOVIE GLOBAL TRACKから厳選された5名のフェローがそれぞれのオリジナル企画を全編英語でプレゼンしました。
登壇したのは次の5名:
- - ソウジ・アライ: 『Their Own Sake』
- - 定谷美海: 『Almost Goodbye』
- - 古山知美: 『My Missing Half』
- - 宮瀬佐知子: 『Portrait of Absence』
- - 関 駿: 『Her Voice』
これらのクリエイターは、審査を通じて選ばれ、国際共同製作に向けた意義ある機会を得ました。「Marché du Film」内のジャパン・パビリオンという日本の誇りを胸に、彼らはそれぞれの物語を語り、世界の映画業界関係者の前でのピッチを実現しました。
世界映画市場への関心
今年のテーマとして、カンヌの「Country of Honour」は日本に選ばれ、多くの業界関係者が集結しました。選抜フェローたちに対する関心の高さが印象的であり、彼らのプレゼンテーションは高い熱気に包まれました。観客は、各クリエイターの独自の視点による企画を熱心に聴き入っていました。
彼らのピッチは、国際共同製作に向けた新たなチャンスを掴むための道筋を開く重要なステップとなりました。それぞれのアプローチには独創的な視点があり、多様なバックグラウンドを持つ映画関係者との交流を通じて、国際的なプロデューサーたちとの新たな連携の可能性が生まれました。
特別セッションの開催
ジャパン・パビリオンでのピッチに加え、インドの「BHARATパビリオン」や「Afro Cannes」での特別セッションも行われ、選抜フェローたちは国際共同製作に向けて貴重なつながりを得ることができました。これにより、本プログラムの認知度が高まり、志を同じくする団体との新たなネットワークも形成されました。
ピッチを通じた自信の獲得
参加したフェローたちは、「自分たちのオリジナル企画は世界に届く」との強い自信を持ち帰りました。交流を通じて具体的なフィードバックを得ることができ、新たな可能性が見いだされるなど、彼らは前向きな変化を実感しています。国際共同製作への道が開かれる中、各フェローの意識も変わり、「待つのではなく、自分から行動する」姿勢が芽生えました。
事業の未来へのビジョン
主催した㈱アットムービーの代表、森谷雄氏は、この報告イベントを通じて日本の映画クリエーターの潜在能力と国際的な製作への関心の高さを確認したと語ります。彼の目的は、ピッチでの成功を実現することではなく、実際に世界に届ける作品の制作です。それに向けて、今後も支援を続けていく方針を示しました。
ATMOVIE GLOBAL TRACKは、今回を一過性のイベントに留めず、今後も海外映画祭でのピッチの開催や、日本のクリエイターたちの国際的な存在感を高める取り組みを強化していく計画です。
このように、日本の映画クリエイターたちが国際的な舞台で自らの声を発信する場が確保され、今後もその道のりは続いていきます。通年での支援が実を結ぶ日が、きっと訪れることでしょう。