男子ハンドボール日本代表、北マケドニアで国際親善試合を制す!
男子ハンドボール日本代表、北マケドニアで勝利の瞬間
2025年11月1日、男子ハンドボール日本代表「彗星JAPAN」が北マケドニア代表との国際親善試合で32–31という接戦を制しました。この試合は、現地時間で16:00(日本時間では11月2日0:00)に行われ、3日後に開催されたトレーニングマッチの結果を受けてのリベンジマッチでした。
試合開始早々から互いに根競べのような展開が続き、どちらも譲ることなく攻防を繰り広げました。この日のヒーローは、榎本悠雅(Vojvodina/セルビア)で、彼はその持ち味である鋭いミドルシュートを武器にチーム最多の7得点をマーク。榎本が試合の流れを引き寄せる瞬間が何度もあり、彼のプレーが勝利に大きく貢献しました。
また、代表初選出の田中大介(豊田合成ブルーファルコン名古屋)も目立つ活躍を見せました。スピードを活かした1対1や独自のステップシュートでディフェンスを翻弄し、7mスローを獲得するなど、得点機会を多く演出しました。試合が進むにつれ、田中の存在感はますます増していきました。
後半になると、両チームの点差はほとんど変わらない緊迫した状態が続きました。そんな中、伊禮雅太(ジークスター東京)の連続得点が日本チームを勢いづけ、部井久アダム勇樹(ジークスター東京)もディスタンスシュートで相手にプレッシャーをかけます。
試合の終盤、榎本の7mスロー成功とミドルシュートで逆転を果たした日本代表は、水町孝太郎(豊田合成ブルーファルコン名古屋)や吉野樹(トヨタ車体ブレイヴキングス刈谷)の得点が決勝点となり、最後は岩下祐太(ジークスター東京)の好セーブで勝利を収めました。
個人のハイライトとしては、榎本の7得点、水町と田中の5得点が挙げられるでしょう。他にも、伊禮や蔦谷大雅(ジークスター東京)もそれぞれ3得点を挙げるなど、チーム全体が一丸となって戦った結果、貴重な勝利を手にしました。
試合後、日本代表はトルコに移動し、さらに遠征を続ける予定です。来年1月に開催される第22回男子アジア選手権(クウェート)に向け、チームとしては更なる強化を進める考えです。参加メンバーの中には、各地から集まった才能あふれる選手が勢揃いしており、今後の試合が非常に楽しみです。
このように「彗星JAPAN」は試合を通じて自らの存在感をアピールし、今後の大会への期待を一層高める結果となりました。来たるアジア選手権での活躍を期待しつつ、今後のスケジュールを注目したいと思います。