ヤノベケンジの宇宙猫神話が大阪で展開！LUCA号の壮大な旅路

ヤノベケンジの宇宙猫神話、最終章が大阪に登場

2025年10月3日から11月3日まで、大阪の「MASK（MEGA ART STORAGE KITAKAGAYA）」で、現代アーティスト・ヤノベケンジのアート展「Open Storage 2025 KENJI YANOBE LUCA：THE LANDING」が開催されます。この特別な展覧会は、全国的にも注目を集めるアートイベントの一つです。

展覧会の背景とテーマ

本展は約1,000㎡の広大な空間にて、ヤノベケンジをメインアーティストとして、彼の代表作である太陽の塔型宇宙船「LUCA号」とその周辺に位置する《SHIP’S CAT》シリーズを展示します。この作品群は、東京のGINZA SIXで展示されたインスタレーション「BIG CAT BANG」に触発され、さらに進化したものです。

展覧会開催にはクラウドファンディングが活用され、支援者への特別な体験として、LUCA号の断片が後日送られるプロジェクトも組み込まれています。アートが人々とつながり、分かち合われる新しい形態を提案しているのです。

開催中のイベントと特別プログラム

オープニングイベントでは、ヤノベケンジ自身によるトークが行われ、さらにレゲエミュージシャンのDOZAN11 aka 三木道三と、BL4CK PEARLを招いたスペシャルライブも予定されています。これにより、音楽とアートの交差点で特別な体験が提供されます。また、対話型作品鑑賞プログラムも実施されるため、訪れる人々は作品との直接的な対話を通じて、アートの深さを感じることができるでしょう。

LUCA号とサウナの融合

展示会場近隣では、「北加賀屋MULTI BARTHE」でサウナイベントも開催され、内気浴体験が提供される《SHIP’S CAT SAUNA》が展示されます。これは、宇宙空間をイメージした独特な空間で、アートの一部として体感できる特別な製品です。サウナ体験により、アートと体感が一体化する試みが行われます。

アーティストと作品のご紹介

ヤノベケンジは1965年に大阪で生まれ、現代社会におけるサヴァイヴァルをテーマにした機械彫刻を制作しています。彼の作品は、環境と相互作用をもたらす仕組みを考えられたもので、彼自身が描く宇宙猫神話は多くの人々の心を掴んでいます。オープニングイベントでのコラボ音楽NFT絵本『SPACE SHIP'S CAT Zitto & Gatito』に参加するDOZAN11は、ジャパニーズレゲエのパイオニアであり、アーティストとしての顔を持つ点でも注目されています。また、BL4CK PEARLのユニットは、エレクトロとアートを融合させた新しい音楽スタイルを展開しており、ヤノベの作品と深く関わっています。