上田千曲高校が優勝！「スポGOMI甲子園2025 長野県大会」で環境意識を高める

上田千曲高校が優勝！「スポGOMI甲子園2025 長野県大会」

2025年11月2日、長野市で開催された『スポGOMI甲子園2025 長野県大会』で、上田千曲高校のチーム「ヨッシーズ」が優勝を果たしました。この大会は、全国から18チームが集まり、環境問題への意識を高めることを目的に、規定エリア内のゴミをどれだけ拾えるかを競うイベントです。

競技の概要と参加者

大会には合計53名の高校生が参加し、3人1組のチームを結成。限られた時間内での競争の中で、各チームはごみの質と量によってポイントを獲得します。特にゴミの問題は、地球規模での課題となっている海洋ごみにも関連しており、若い世代がこの問題にどう向き合うかが注目されています。

長野県大会の開催場所は「長野市権堂イーストプラザ広場」で、地域の繁華街という特性上、様々なごみが集まりやすい環境です。参加した高校生たちは、普段見えない場所に散乱しているごみへの意識を高める貴重な経験となったことでしょう。

熱戦を繰り広げたチームたち

「ヨッシーズ」は、駐車場や境界エリアに落ちているごみを丁寧に拾い集め、約12kgのごみを回収しました。この量は、他のチームを圧倒し、優勝につながりました。また、他の参加チームもそれぞれ工夫を凝らし、オリジナルアイテムを使って効率よくごみを集める姿が印象的でした。

特に第一学院高校・長野キャンパスの「YUME」チームは、イラスト付きのごみ袋を使ったことでオリジナルアイテム賞を受賞しました。環境意識を高めるアイデアは、競技の中での独自性を際立たせた瞬間でもありました。

収集されたごみの総量

大会で収集されたごみの総量は約61kg。路上や駐車場には多くの吸い殻や飲料缶が散乱しており、特に雨が降った翌日のためか、傘のごみも目立ちました。参加者たちは、楽しい競技を通じてマナーの重要性や分別の必要性を痛感したのではないかと思います。これらの経験が、彼らの今後の行動にも影響を与えることを期待しています。

「ヨッシーズ」のコメント

優勝した上田千曲高校「ヨッシーズ」のチームメンバーは、「一見きれいに見える町でも、見方を変えると多くのごみが捨てられていると気づきました。特に駐車場の周边に多くのごみが落ちていたのが印象的でした。全国大会では長野県代表として全力でごみを拾いたい」と語りました。この言葉からは、地域や環境への強い愛情と、改善に向けた意欲が感じられました。

スポGOMI甲子園の目的とは

一般財団法人日本財団スポGOMI連盟が主催し、海と日本プロジェクトin長野が運営するこのイベントは、単なるごみ拾いではなく、スポーツとして認識されています。参加者は楽しみながら元気にアクティビティに参加し、同時に地域や環境についても考える機会を得ています。

大切なのは、こうしたイベントを通じて得た気づきや経験が、日常生活やさらに広い社会へとどう影響を与えるかです。この大会の意義が、次世代により良い未来をつなげていくための一歩になればと願います。

次回は11月30日、全国大会が開催されます。全国の高校生が集まり、日本一の「スポGOMI王者」を決定する熱戦が繰り広げられることでしょう。皆さんの応援もぜひよろしくお願いします！