MJS presents JCカップU-11 少年少女サッカー大会が開催
2025年9月、堺市のJ-GREENにて第11回目を迎える「MJS presents JCカップU-11少年少女サッカー大会」が盛況のうちに終了しました。この大会は、日本JCと一般社団法人日本サッカー名蹴会が共催し、次世代を担う子供たちにサッカーを通じて心の成長を促すことを目的としています。
デフサッカー体験
大会の一大イベントとして行われたのが特別プログラム「デフサッカー体験」です。この体験では、聴覚障がいを持つ選手たちがプレーするサッカーについて学び、選手同士のコミュニケーションが手話やアイコンタクトに依存する様子を体感しました。特に、元日本代表の北澤 豪氏と、デフサッカー女子日本代表選手たちが指導にあたる中で、子供たちは真剣にボールを蹴り、そのストイックな姿には保護者からも称賛の声が上がりました。人気YouTuberのウンパルンパ氏やREGATEドリブル塾のコーチとの交流もあり、未来の選手たちにとって貴重な経験となりました。
手話実況体験
デフサッカーの体験に続いて、手話を用いた実況体験が行われました。この体験では、岡山放送と協力し、手話の達人である講師から「パス」や「シュート」などのサッカー用語をクイズ形式で学ぶことができます。特に子供たちがサッカーのプレーを実際に手話で実況する体験は、自分たちの成長を感じる瞬間となりました。この取り組みは、ただのスポーツの実況を超え、多様性を尊重し、誰もが楽しめるインクルーシブな社会の実現に向けた一歩です。
JCカップの目的
「JCカップ」では「グッドルーザーの精神」を育むことが大切にされています。勝敗にこだわらず、相手を称賛できる心を持ち、子供たちが共に成長していくことが目的です。今年度の大会には、北海道から九州まで全国からチームが集まり、予選リーグを通過したチームが決勝トーナメントに進出しました。優勝を果たしたのは神奈川県のバディーSCで、決勝では石切東FCを相手に見事なプレーを見せ、その成績を収めました。
まとめ
今回は、デフサッカー体験や手話実況を通じて、全ての人にスポーツを楽しんでもらうための新たな取り組みが実現しました。子供たちが学んだ経験を次世代につなげられるよう、実際の試合でも手話を活用する姿が印象的でした。今後の国際大会では、日本の子供たちがどのような成長を遂げるのか、私たちも注目していきたいと思います。大会は、今後もスポーツを通じた共生社会を目指し続けます。