横浜に新スタジオ！ニーズに応えるスマートバーチャルプロダクション始動

ニーズに応える新たな試み、スマートバーチャルプロダクション

横浜で始まった新プロジェクト

映像制作におけるバーチャルプロダクション（VP）の活用が広がる中、株式会社TREE Digital Studioはソニーピーシーエル株式会社と連携し、横浜市のイエロースタジオにて「スマートバーチャルプロダクション」プロジェクトを立ち上げました。この新スタジオは、制約の多い現行のVP環境を革新し、制作の柔軟性を追求することを目指しています。

進化するVP撮影

最近では映画やCM、ミュージックビデオなどでのVPの活用が増加しており、特に小規模案件や一部のカットのみVPを取り入れるニーズが高まっています。しかし、これまでのVPスタジオは大型スタジオに依存し、コストや人的リソース、スケジュールの面で多くの制約を抱えていました。

このような背景を受けて、TREEとソニーPCLは、小さな設備と高い技術力を最大限に活かせるVPスタジオの実現を目指すことになったのです。

ハイエンド技術の融合

新たに開設された「スマートVPステージ」では、ソニーの360°カメラカーを用いた撮影が可能で、特に少人数のキャストによる寄りショットやスチール撮影に対応しています。このスタジオは、ハイクオリティなVFX技術を利用することで、制作予算に柔軟に応じられるよう設計されています。

最大の特徴は、TREEの持つ高度なVFX技術とソニーのVP知見を融合させ、効率的で一貫したワークフローを実現している点です。この新しいアプローチにより、クライアントは企画や規模に応じてVPを柔軟に選択できるようになります。