GIKENスタジアムの誕生
高知県にある春野総合運動公園陸上競技場が新たに「GIKENスタジアム」と名付けられました。これは、株式会社技研製作所がネーミングライツ・パートナーに選ばれたことによって実現したものです。技研製作所の本社は高知市に位置しており、地域への貢献を意識したこの命名は、その地元企業としての姿勢を強く伝えています。
大規模な大会にも対応可能
GIKENスタジアムは、国際陸上競技連盟公認のクラスII及び日本陸上競技連盟の第1種公認陸上競技場として位置づけられており、国際大会や日本選手権などの大規模なイベントを開催することができます。また、2万5000人を収容できる観客席を有し、観客に快適な観戦環境を提供しています。
スタジアム内部には、大型映像装置が設置されており、試合のハイライトや選手の紹介など、観客が楽しめる演出が施されています。また、夜間照明も整備されているため、ナイター試合が可能で、さらに多様な利用が期待されます。
高知ユナイテッドSCのホーム
このスタジアムは、今季よりJ3リーグに参戦を果たした高知ユナイテッドSCのホームスタジアムでもあります。地域のサッカーチームが活躍する場として、多くのサポーターと共にこの新しい環境で応援したいという思いが込められています。また、毎年2月に行われる高知龍馬マラソンにおいても、このスタジアムはフィニッシュ地点として多くの人々に親しまれています。
地元企業の思い
技研製作所は、地元に根ざした企業として、県民サービスの維持や向上につながるよう、県の施策を支援することを目指しています。企業名を冠したスタジアムができることによって、より多くの人々に自社の技術や事業に興味を持ってもらいたいと考えています。この取り組みを通じて、県内外の皆さんにより密接な存在として認識されることを願っています。
持続可能なスポーツ振興
今後、技研製作所は高知県のスポーツ振興をさらにサポートし、地域の発展に貢献する所存です。選手たちの活躍の場としてだけでなく、地域の人々が集い、交流できる場所としての役割も期待されています。GIKENスタジアムが、ただの競技場ではなく、地域のコミュニティを支える重要な施設となるよう、今後の活躍に期待が寄せられています。
スタジアムの概要
- - 新愛称: GIKENスタジアム
- - 所在地: 高知県高知市春野町芳原2485
- - 収容人数: 2万5000人
- - トラック: 400m×9レーン
- - グラウンド: 天然芝グラウンド
- - 夜間照明: 4基(1500lx)
- - 付属施設等: 補助競技場、トレーニングルーム
- - ネーミングライツ契約期間: 2026年1月1日~2029年3月31日(3年3カ月間)
GIKENスタジアムの誕生は、高知県のスポーツ文化のさらなる発展を象徴するものであり、多くの人々に愛される施設に成長していくことでしょう。