又吉直樹とヨシタケシンスケ、新作『本でした』発売決定!
2025年8月上旬、また新たな驚きを届ける2人の著者、又吉直樹さんとヨシタケシンスケさんのコラボレーション作品『本でした』が発売されることが決まりました。彼らの前作『その本は』から実に3年ぶりの待望の新作です。前作は多くの読者に愛され、累計30万部を突破するなど、大きな話題を呼びました。
『その本は』は、物語の中で2人の男が本好きの王様のために世界中から珍しい本の話を集めるという内容。ストーリーの中には、本そのものの魅力を再発見させるエッセンスが詰まっており、老若男女問わず幅広い年齢層の読者から支持された人気作です。今作『本でした』でも、期待を裏切らない新たな物語が展開されることでしょう。
新作『本でした』のストーリーについて
『本でした』は、村はずれの空き家に住む2人の男が主人公です。彼らはほんの1行やタイトル、さらには1ページの情報でもあれば、元の本の姿に「復元」できるという特異な能力を持っています。村人たちは、「本の復元依頼シート」を郵便ポストに投函し、依頼された本が次々に復元されていくというユニークな設定が物語の中心に据えられています。
物語の進行にあたっては、又吉さんとヨシタケさんが互いに出題をし合い、テーマに基づいた短編を紡ぐスタイルです。「その本は、〇〇〇が〇〇〇でした。」という形式で提示されたヒントから、想像力豊かな物語が生まれ出ます。例として、「その本は『タイトル』が『5文字の世界』でした」や、「その本は『書き出し』が『呪いの言葉だけで綴られたそれは、ラブレターだった』」などが挙げられ、楽しさと驚きを提供してくれます。
笑いと感動を混ぜた21編を収録予定
本作には、時に笑えるエピソード、時に心を打つ感動的なストーリーが21編収められます。最終章では、全ての本に対する愛、そして想像力を信じる気持ちが溢れ出す感動のクライマックスが待ち受けているといいます。これはまさに、読者にとっても大いなる感動体験となることでしょう。
著者プロフィール
又吉直樹
又吉直樹さんは1980年に大阪府で生まれ、芸人や作家として多岐にわたって活躍しています。お笑いコンビ「ピース」の一員であり、2015年には小説『火花』で芥川賞を受賞し、その後も『劇場』など人気作品を次々に発表しています。また、YouTubeチャンネル【渦】も注目されるなど、様々な媒体で表現の場を広げています。
ヨシタケシンスケ
ヨシタケシンスケさんは1973年生まれ、絵本作家として国内外で高い評価を受けています。デビュー作『りんごかもしれない』以来、多くの賞を受賞し、幅広い世代に愛される作品を生み出しています。彼の明るくユーモラスなイラストは、一目で心を惹く魅力があります。
書籍情報
書籍名:『本でした』
著者:又吉直樹/ヨシタケシンスケ
予価:1,650円(税込10%)
発売予定:2025年8月上旬
『本でした』は、多くの読者に新たな世界の扉を開く待望の作品です。書籍が発売される日を心待ちにしましょう。