次世代繊維素材
2025-07-31 15:36:27

温度調節機能と環境配慮を兼ね備えた次世代繊維素材の特許取得

次世代繊維素材「PCMリヨセル繊維」が誕生



株式会社ジェネレーションパスは、新たに「PCMリヨセル繊維」とその製造方法に関する特許を取得したことを発表しました。この新素材は、温度調節機能と環境負荷の低減を両立させた、高機能な繊維です。

特許の概要と背景



特許番号7710203号に認定された本発明は、リヨセル繊維を基にした高耐久性のPCM(相変化材料)を内包し、温度調節機能を向上させています。これにより、温度変化に応じて熱を蓄えたり放出したりすることができ、心地よい着用感を実現しています。環境に優しい植物由来の素材であるリヨセルは、ユーカリやブナなどの木材資源から作られ、サステナブルな社会に貢献することが期待されます。

PCMリヨセル繊維の特長



新開発のPCMリヨセル繊維は、従来の温度調節繊維と比べて潜熱性能を約1.4倍に向上させることに成功しました。具体的には、60 J/gから85 J/gに改善されています。また、PCMをマイクロカプセル化しきちんと繊維構造に固定することで、50回以上の洗濯にも耐える性能を取得しています。さらに、コスト面でも既存素材より最大約40%のコストダウンを実現しました。

多機能性の実現



本素材は抗菌性、ホルムアルデヒド吸収性、洗濯耐性といった多機能性も兼ね備えています。ナノ材料の応用や独自技術によるマイクロ波処理により、これまで温度調節繊維が抱えていた機能劣化の問題も解消され、まさに“スマート素材”と呼べる存在となりました。

今後の展開と市場展望



「PCMリヨセル繊維」は、アパレル、寝具、スポーツ、アウトドア、ヘルスケアといった多岐にわたる業種での展開が見込まれています。例えば寝具分野では、夏にぴったりな「冷感シーツ」をはじめとする製品や、季節を問わず快適に過ごせる「調温掛け布団」といった商品に応用されることでしょう。アパレル分野では「オールシーズンインナー」「ビジネスインナー」としての活用が期待され、スポーツ分野では厳しい気象条件にも対応可能な「高機能スポーツウェア」が登場するでしょう。

環境意識が高まる中、テキスタイル業界は持続可能性を求められていますが、「PCMリヨセル繊維」はその期待に応える繊維としての地位を築こうとしています。具体的には、再生可能資源である木材パルプを用いた生分解性リヨセル、無公害製造プロセスなど、全体を通して環境に配慮した素材構造を持っています。これにより、利用から廃棄に至るまでの過程で環境負荷を軽減できる点も魅力です。

OEMとライセンス展開



もちろん、ジェネレーションパスは、国内外のメーカーやブランドとの提携に積極的です。OEM供給の形でアパレルや寝具、スポーツブランドに製品を提供し、さらに本特許技術を用いた製品開発や素材応用へのライセンス提供も視野に入れています。今後、魅力的なパートナーシップが新たな市場価値を生む可能性があります。

総括



温度調節機能と環境配慮の両立を実現した「PCMリヨセル繊維」は、今後の繊維業界におけるスタンダードになることが期待されます。この革新は、持続可能な未来の礎となるでしょう。ジェネレーションパスは、この特許技術を基に、さらなる成長と市場シェア拡大を目指してまいります。


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