ベートーヴェンの愛と勇気、オペラ《フィデリオ》が全国公開！

ベートーヴェンの唯一のオペラ《フィデリオ》の魅力

4月25日（金）に、ベートーヴェンの唯一のオペラ《フィデリオ》が、ニューヨークのメトロポリタン・オペラ（通称：MET）によるライブビューイングとして全国公開されます。この作品は、愛する夫を救うために男装した妻が奮闘するという壮大な救出劇で、ベートーヴェンが9年の歳月をかけて生み出した渾身の作です。今回のMETライブビューイングが、日本での初登場となります。

オペラ《フィデリオ》は、不当に監禁された夫フロレスタンを救うために、妻レオノーレが「フィデリオ」と名乗り男装して監獄に潜入する物語です。このストーリーは、女性の強さと愛、その力強さを描き出す贅沢な音楽に彩られています。

著名人からの応援コメント

公開を目前にして、俳優の井上芳雄さんや小野田龍之介さんといった著名人から心からの応援コメントが寄せられています。井上さんは、本作の持つ魅力について「絶望を受け入れながらも運命に抗い続けたベートーヴェン、彼そのもののような作品です」と感想を語りました。また、小野田さんは、「力強くも美しい音楽に包まれた美しい作品」とその感動を表現しています。

さらに、音楽イラストレーターであり漫画家のやまみちゆかさんもコメントを残しており、「ヒーローもヒロインも担当するスーパー主人公にキュンとしちゃう」と、本作の魅力を楽しいイラストとともに表現しています。

歌唱映像の解禁

また、リーゼ・ダーヴィドセン（ソプラノ）が演じるレオノーレの歌唱映像も公開されました。彼女が夫を救おうとする強い想いを力強く歌い上げる姿は、必見です。1幕ではメインキャスト4人がそれぞれの心情を歌った四重唱もあり、計4つの歌唱映像が一挙解禁されています。

タイアップキャンペーンの魅力

加えて、4月には東京・春・音楽祭2025とのタイアップキャンペーンが開催され、ベートーヴェンにまつわる貴重なアートが描かれたバースデーカレンダーを抽選で5名にプレゼントする企画も実施中です。この機会を逃さず、ぜひご参加ください。

作品の背景とあらすじ

《フィデリオ》は、フランス革命前後に人気を博した「救出オペラ」を基にした感動作で、愛と勇気に満ちた内容が特徴です。物語は、スペインのセヴィリャ近郊の監獄を舞台に、囚われた夫とその妻の究極の愛を描いています。司法大臣の視察が近づく中、レオノーレは夫を救うため、彼女の運命を賭けて立ち上がります。

上映の詳細

オペラ《フィデリオ》の上映は4月25日から1週間限定の全国公開を予定していますが、東劇では5月8日までの2週間上映されます。指揮はスザンナ・マルッキ、演出はユルゲン・フリムが手掛け、出演にはリーゼ・ダーヴィドセンを始めとする実力派歌手が揃っています。

この特別なステージをぜひお見逃しなく！日本に居ながら、世界最高峰のオペラを屏風越しに楽しむチャンスです。