福岡が西地区頂上決戦を制した理由
2025年2月21日、福岡市にて行われたB.LEAGUE 2024-25シーズンの西地区首位攻防戦で、ライジングゼファー福岡が鹿児島レブナイズを圧倒する結果となりました。試合は福岡が102点、鹿児島が69点と、福岡の圧勝。試合の流れを左右した要因や選手の活躍について詳しく見ていきましょう。
試合の流れ
試合開始と同時に、福岡のスターティング5が試合を盛り上げました。特に#34のアギラール選手がフリースローを決め、続けて#24谷口や#7西川が3Pシュートを決めるなど、序盤から福岡が試合をリード。また、鹿児島も負けじと#3ハームス選手の堅実なディフェンスで応戦しますが、アギラールのダンクや3Pシュートで福岡は得点を重ねます。
第2クォーターでは、鹿児島の#1エニス選手が連続得点を挙げ、福岡はフォールトの影響で流れが変わる場面もありました。しかし、#1中村の3Pシュートなどで再び福岡が主導権を握り、前半を47-40で折り返します。
後半の展開
後半に入ると福岡はラインアップを変え、スターティング5とは異なるメンバーで攻撃を仕掛けます。特に西川、谷口、會田らが次々と3Pシュートを決め、試合の流れを福岡に引き寄せました。ディフェンス面でも、アギラールと#33加藤が相手のオフェンスをシャットダウンし、得点を許しません。これに対し、鹿児島も#11森田選手のオフェンスが奮闘するも、福岡の攻撃には束縛され、81-52で第3クォーターを終えます。
最終クォーターに入っても、福岡の勢いは衰えず、最終的に鹿児島は3Pシュート成功率20%と苦しむ展開に。福岡がペイント内においても圧倒し、試合全体を通じて高確率のシュート成功率を維持。結果的に、福岡は西地区30勝に一番乗りしました。
選手とコーチのコメント
試合後の浜口HCは、前回の試合での苦しい展開を振り返り、首位攻防戦での選手たちの頑張りを称賛。特に対鹿児島のディフェンスが成功したポイントを具体的に挙げ、次の試合に向けても慎重に進めたいという意気込みを示しました。
また、アギラール選手はファンの前でのプレーが心地よかったと述べ、次回も多くの観衆の前で活躍したいという気持ちを伝えました。彼はチームの連携についても言及し、全員でカバーし合う重要性を強調しました。
試合の意義
この西地区首位攻防戦は、福岡がプレーオフ進出に向けて重要な一歩を踏み出したことを示しています。チーム全体の力を引き出した試合内容は、今後の試合へ向けても大きな自信となるでしょう。次回の試合でもこの勢いを保ちながら、さらなる勝利を目指していくことが期待されます。