ピエクレックスカンファレンス報告
2月12日、東京・時事通信ホールにて第1回『ピエクレックスカンファレンス』が開催されました。主催は株式会社ピエクレックス、テーマは「P-FACTSで紡ぐ共創の未来へ - 多様な視点がつながる場」と題され、多くの専門家や関係者が集まりました。このカンファレンスは、持続可能な社会を築くための最新の取り組みや事例を発表することを目的にしています。
多様な分野からの参加者
約300名が来場し、環境や繊維産業、メディア、さらにはサステナブル経営に興味を持つ企業や団体が参加しました。30社以上の企業や団体が関与し、29名の登壇者が様々なセッションを通じて知見を共有。特に、3名の市長による講演も印象的でした。展示ブースも25箇所用意され、参加者同士のネットワーキングも活発に行われました。このように、多様な視点が交わる場となり、盛況のうちに終了したことを報告します。
アーカイブ動画の公開
当日参加できなかった方や再度講演内容を振り返りたい方は、カンファレンスのアーカイブ動画を視聴可能です。各セッションやテーマセミナーを個別に確認できるため、ぜひアクセスしてください。アーカイブ動画は
こちらから。
P-FACTSとは
ピエクレックス社が開発した「P-FACTS」は、植物由来のポリ乳酸素材を使用したアパレル製品や繊維製品を回収し、堆肥化まで行う循環インフラです。多くのパートナーシップを通じて、地元で利用された製品を地域で再利用するという考え方「地着地消地循」に基づいた取り組みが行われています。この仕組みにより、消費者も容易に参加できる持続可能なファッション社会が目指されています。
また、「P-FACTS」に対応した製品には堆肥化が保証される認証マークが付いており、環境への配慮が求められる今日において優れた選択肢を提供します。
ピエクレックスの技術
「電気の繊維」ピエクレックスは、村田製作所の圧電技術と帝人フロンティアの合成繊維技術の融合によって誕生した新素材です。この繊維は、人の動きによって微弱な電気を発生させ、それにより抗菌効果を持つことが特徴です。また、ポリ乳酸を原料とする生分解性を有し、環境に優しい素材として注目を集めています。
企業の未来に向けて
株式会社ピエクレックスは、村田製作所の100%子会社であり、「電気の繊維」を通じた革新を目指しています。企業ビジョンとして“でんき(電気)のせんい(繊維)”を掲げ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みに注力しています。
ピエクレックスは、アパレルからヘルスケア、消費財に至るまで多様な分野で製品の社会実装に取り組んでいます。環境に優しい製品の普及を進め、地球と人にとってやさしい未来を築くための新たな価値創造を続けていく予定です。
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