身体を知るゴルフ
2025-05-19 13:28:19

身体に寄り添った新たなゴルフ理論『GOLFカラダの教科』が登場

型にはまらないゴルフの新しいアプローチ



ゴルフにおいて、理想的なスイングフォームを追い求める指導が多い中、実際のプレーヤーはそれぞれ独自の身体特性を持っています。これは、骨格や筋力、柔軟性、さらには年齢や性別によっても異なります。しかし、従来のゴルフ指導は「すべてのゴルファーが同じ理想形を追うべき」といった考え方に基づいているケースが多いのが実情です。

米国理学療法士の髙田洋平氏が提唱する「PRIISM Golf」の理論に基づいた新著『GOLFカラダの教科』では、こうした従来の常識を覆し、各個人の身体特性に合わせたアプローチが重要であると説きます。

ゴルファーの身体を理解する重要性



髙田氏は、現場での経験を通じて、身体の評価(アセスメント)の重要性を熟知しています。本書では、各ゴルファーがどのような身体的特性を持っているのかを評価し、その特性を活かすスイング作りを目指しています。彼は、スイングにおける身体の動きは一律である必要はなく、むしろ各プレーヤーがそれぞれの動き方を見つけることが大切であると強調しています。

また、身体的な特性だけでなく感覚の違いにも焦点を当てています。指導者自身が当たり前に思っている感覚が、他の選手には必ずしも再現できるわけではありません。したがって、なぜその動きができないのかを理解しない限り、適切な指導が行えないと述べています。

身体から導くゴルフ



「型にはめる指導」から「身体から導く指導」へのパラダイムシフトが、本書の核心をなします。自分自身の身体を理解し、その特性に基づいて動く方法を探ることで、より自然で効果的なスイングが可能になるという考え方です。これにより、フォームの修正だけではなく、ゴルファー本人の力を最大限に引き出すことができると髙田氏は力説しています。

実際に、本書にはプロゴルファーの事例や身体評価の実践シーンが豊富に紹介されており、ゴルフ指導者やトレーナーにとっても非常に参考になる情報が満載です。スイング改善に向けた具体的なヒントや、「どうすれば怪我なく飛距離を伸ばせるか」といった問いに対する示唆も豊かに含まれています。

新たな体験ができるPRIISM Golf Lab Tokyo



さらに、髙田氏は2024年に「PRIISM Golf Lab Tokyo」を開設予定で、ここでは理論を体験的に学ぶことができます。アマチュアからプロまで幅広いプレーヤーが、身体に基づく指導を受けることで新しい視点を手に入れることができます。これは、身体の特性を理解し、より健康的なゴルフライフを目指すための画期的な場となるでしょう。

まとめ



『GOLFカラダの教科』は、自分自身の身体を理解し、それに合ったスイングを見つけるために必要なポイントを提供しています。スイングは決して型ではなく、身体から自然に導かれるべきもの。ゴルフに悩むすべての方にとって、本書は新たな視点と確かな手応えを届ける貴重な一冊です。自分の身体を知り、最高のゴルフへと繋げるために、ぜひ手に取ってみてください。


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