岡山の環境企業
2025-11-27 15:38:32

岡山発環境ベンチャーが切り開く新しい循環経済のモデル

岡山発環境ベンチャーが切り開く新しい循環経済のモデル



環境と経済の調和を目指す次の灯株式会社は、岡山から全国へと広がる循環経済の新しい形を提案しています。革新的な取り組みとして、ディーゼル排気の再資源化によって、驚異的なCO₂削減量を達成しました。具体的には、地球を223周する約8,600万kgのCO₂削減を実現し、5,000社以上の整備工場と運送会社がこのモデルを導入しています。

このプロジェクトが注目されるのは、その数字の背後にある実績だけではありません。“環境と経済の両立”という難題に真正面から向き合い、現場から生まれた仕組みを通じて実現しました。従来ならば廃棄される運命にあった部品が、再び価値を持つことで、企業の利益と地球の未来を同時に支えるという理想的な形が形成されています。

5,000社の意味


「5,000社」という導入数は、ただの数字ではありません。それは、現場が実際に共感し、動き出した結果を示しています。自動車修理や物流業界では、環境保護に対する意識が高まる中で、コストや手間が障壁となって長年課題とされてきました。次の灯はその壁を打破し、「廃棄を減らすほど利益が出る」仕組みを創出しました。その結果、全国で5,000社以上がこの新しいモデルを採用しています。

次の灯株式会社の代表取締役CEO、黒川聖馬氏は「私たちが広げたのは“製品”ではなく、“仕組み”です。」と強調しています。これにより、企業は環境対策をコスト負担から価値創出へと変革しています。

廃棄をビジネスとして捉える


次の灯の主力事業であるのは、ディーゼル車の排気を浄化する装置「DPF(ディーゼル微粒子フィルター)」のリビルト事業です。従来は使えなくなった部品を洗浄・再検査・再組付けすることで再利用可能にしています。この技術により、CO₂の排出量は最大45%も削減され、全国各地の整備工場で「新品よりも合理的な再利用」を選ぶ流れが生まれています。

ここで評価されるポイントは、再生技術そのものよりも、環境配慮をビジネスの中に組み込むための「仕組みのデザイン」にあります。次の灯は、DPFを回収し、再生した後、再び流通させるための物流・在庫管理・品質保証に至るまでの全過程を自社で一貫して構築しています。これにより、スピード・品質・環境性を同時に実現しています。

地元から広がる循環の経済


小さな整備工場からスタートしたこの取り組みは、今や全国的なスケールに成長しました。「使い捨てではなく、使い続ける」という理念は、整備業界にとどまらず、EVバッテリーや産業廃棄物、燃料添加剤など、他の多様な領域にも広がりを見せています。これにより、次の灯の循環の実装力は高まっています。

  • - 導入企業数:5,171社
  • - CO₂削減量:約8,600万kg
  • - 年間再生DPF数:18,000個
  • - 累計再利用額:8.6億円
  • - 平均年齢:29歳
これらの数字が示すのは、廃棄物を価値に変えるという企業が抱える力です。

地方発の新モデルの未来


次の灯が描く“現場発GXモデル”は、地方から全国、さらにはアジアへと拡大しています。2025年には埼玉、名古屋、九州に新たな拠点を設立予定であり、アジア圏での再生拠点構築も進行中です。

「環境負荷を減らすほど利益が生まれる」という仕組みを、地方から世界に向けて発信していく挑戦が待っています。新本社はその理念を反映させた“実験場”として設計されており、そこではCO₂削減の実績が常に見える状態になっています。従業員はこの数字を見上げながら、次の5,000社、次の223周分を共に更新していく姿勢を持っています。

「地方には“まだ使えるもの”も、“まだ輝ける人”がたくさん存在します。それを再びめぐらせる仕組みを作ることが私たちの使命です。」と黒川CEOは語ります。5,000社が連携し始めた今、ここからが本当のスタートです。


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