オークネットとふるさと物語、地域エネルギー循環促進の業務提携を開始
株式会社オークネットは、地域内エネルギー関連の取り組みを強化するために、株式会社ふるさと物語と業務提携を結びました。両社は、使用済み電気自動車(EV)バッテリーを有効活用し、地域資源の循環型モデルを構築することを目指しています。
業務提携の背景
近年、電気自動車の普及に伴い、そのリチウムイオンバッテリーの処理が大きな課題となっています。特に、中低グレードのEVバッテリーは、性能診断にコストと時間を要するため、多くの場合、再利用されずに廃棄されたり、海外に流出していたりします。このような状況を改善するため、オークネットは、バッテリーの再利用を推進するためのプラットフォーム「Energy Loop Terminal」を立ち上げました。
資源循環の新たな取り組み
この提携の主な目的は、使用済みEVバッテリーのリパーパスを通じた資源循環の促進です。具体的には、中古電動車両を長期間利用し、その後、バッテリーを自律型街路灯や定置型蓄電池として再利用します。
以下のような施策を通じて、地域のエネルギー資源を効率的に活用することを目指しています:
- - 中古電動車両の提供
- - バッテリーの劣化診断
- - バッテリーを使用した製品の再製品化
- - リパーパス製品の導入支援
地域との連携
オークネットは、これまで多様な商材の流通を促進してきた実績があり、地域に密着したネットワークを持つふるさと物語と連携することで、地域の特性に応じたエネルギー循環モデルの構築を力強く進めていきます。この取り組みは、2050年に向けたカーボンニュートラル実現の一助ともなり、地域住民の理解と協力を得ながら進めていく予定です。
ふるさと物語とオークネットの会社概要
- - ふるさと物語:地域課題解決を理念に、幅広い分野でプロジェクトを展開。2024年には社名を「株式会社雪国物語」から改称。
- - オークネット:循環型マーケットデザインカンパニーとして、多種多様な商品をオンラインオークションで流通させるサービスを提供。
持続可能な未来への貢献
オークネットとふるさと物語の連携は、限りある資源を持続的に活用し、地域のエネルギー自立を促す新たなモデルの確立を目指しています。この取り組みを通じて、市民と地域が共に成長する未来を描いていくことが期待されています。持続可能な社会を築くための第一歩として、多くの人々に広がりを見せることでしょう。