新たな息吹を感じる「an’QOL」とHONOKASIの出発点
2025年4月17日、日本アーティスト協会が新たに設立したレーベル「an’QOL(アンコール)」がその幕を開けました。この新しい試みは、「兼業アーティストのブランディング」をテーマに、これまでにはない形でアーティストを支援することを目的としています。特に、第一弾アーティストとして選ばれたのは、注目の2人組バンドHONOKASI。彼らは、毎月新しい楽曲をリリースする計画を立てており、その潮流を感じさせています。
新しいレーベルの背景
「an’QOL」という名称には、アーティストや関係者のQOL、つまり生活の質を向上させる「and」と「QOL」を組み合わせた意味が含まれています。アーティストが求められる存在となり、同時に『アンコール』を受けるような活躍することを願って命名されました。このレーベルでは、若手アーティストが経済的安定を持ちながら自身の才能を磨きをかけられるような支援を行います。
HONOKASIの魅力
HONOKASIは、J-POPの要素を基に、シューゲイザーやオルタナティブロック、ボカロ、さらにはアニソンのエッセンスを融合させた独特なサウンドを持つバンドです。ボーカルを担当するHONOKAとギター・アレンジのHASHIBAからなるこの2人組は、既にデビュー曲「カワイイアノコ」を配信中であり、多くの音楽ファンからの注目を集めています。彼らは自身のオリジナリティを大切にしつつ、音楽シーンでの存在感を高めるための活動を展開していく予定です。
12カ月連続リリースの挑戦
HONOKASIは、今後の1年間、毎月新曲をリリースすることを計画しています。この試みは、彼らのクリエイティビティを発揮するだけでなく、ファンとの希薄な距離感を縮めることにも繋がります。オンラインでの活動からスタートし、2年目以降にはフェスティバルやイベントへの出演を目指します。また、すでに宮城ケーブルテレビのオープニング楽曲やFMラジオ番組の楽曲提供も決定しており、彼らの音楽が多くの人々に広がることが期待されます。
レーベルの特徴と未来
an’QOLは、他のレーベルとは一線を画した特徴を持っています。その一つが、契約形態。アーティストとの契約は1年ごとに見直され、対等な関係が保たれます。また、プロジェクトはアーティストごとにカスタマイズされ、音楽のクオリティと共にそのアーティストに合った成長をサポートします。これにより、単に「売れる」音楽を作るのではなく、社会に届けるべき作品を創り上げることに重きを置いています。
今後の展望
an’QOLは音楽のみならず、ダンスやアートなど、幅広いジャンルから才能を育てていく意向を示しています。「不器用でも挑戦したい」「素直に学びたい」と思うアーティストを歓迎し、彼らの活動を多角的に支援する姿勢は、音楽業界全体の発展にも寄与することでしょう。さらに、企業やメディアとのタイアップについても柔軟に対応できる体制を整えており、さまざまな機会を提供します。
新たなローカルシーンから生まれるアーティストたちの活躍が、音楽シーンにどのような変革をもたらすのか、今後の展開に期待が高まります。HONOKASIとともに、その熱い物語がどのように展開していくのか、一緒に注目していきましょう。