戦後80年目のメッセージ『夕凪の街桜の国』再演決定

舞台『夕凪の街桜の国』再演決定のお知らせ

2025年、戦後80年の節目を迎える中、舞台『夕凪の街桜の国』の再演が決定しました。原作は、映画『この世界の片隅に』でも知られるこうの史代氏の同名コミックです。この作品は、第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞、第9回手塚治虫文化賞新生賞を受賞しており、深いメッセージ性を持っています。

公演概要

東京公演は、2025年7月17日から21日まで、東京都のシアターグリーンBIG TREE THEATERで上演されます。各日の詳細な公演時間は、公式ウェブサイトでご確認ください。広島公演は、2025年8月2日から3日まで、広島県民文化センターホールにて開催されます。公演のチケットは、カンフェティにて購入可能です。

劇団4ドル50セントの國森桜やSTU48の池田裕楽、さらにはダチョウ倶楽部の肥後克広さんを始めとする豪華キャストが出演し、特に広島出身の西脇彩華さんが主役を務めます。

あらすじ

物語は、昭和30年の広島を舞台に、石川七波（演：西脇彩華）が父・旭（演：肥後克広）の不審な行動を尾行するところから始まります。彼女がたどり着いたのは、広島でした。父が訪れた先は、被爆し亡くなった姉・皆実（演：國森桜）を追悼するための旅だったのです。

戦後間もない頃、広島は人々が日常を取り戻しつつあるものの、心の傷や街の爪痕が色濃く残っています。皆実は平穏な日常を送りながらも、原爆の記憶に苦しむ日々を送っています。この二人の女性が時代を超えてヒロシマの果たすべき役割を再認識させてくれます。

クラウドファンディング

さらに、広島公演を実現するためのクラウドファンディングも実施中。支援者には観劇チケットや特別なパンフレット、さらにはゲネプロ観劇など、様々なリターンが用意されています。詳しくは公式サイトをご覧ください。

この作品は、いつの時代でも、平和の大切さを考えさせられる重要なメッセージを持っています。2025年の再演を通じて、観客の皆さまにもその思いが伝わることを願っています。