スポGOMI甲子園2025 岡山県大会の熱戦
2025年10月13日、岡山県の宇野港シーサイドパークで開催された『スポGOMI甲子園2025 岡山県大会』で、「玉野商工硬式野球部おかざきいさむ」チームが優勝を飾りました。この大会は、高校生たちが3人一組のチームを結成し、限られた時間内に指定エリアでどれだけのごみを集められるかを競うものです。参加したのは全14チーム、合計42名の高校生たちで、総計33.41kgのごみが収集されました。
大会の概要
大会は午前9時30分から12時まで行われ、前日までの天候が心配されましたが、当日は晴れやかな天気のもと、参加者たちは嬉しそうに競技に挑みました。主催は一般財団法人日本財団スポGOMI連盟で、岡山の清掃活動を推進する団体が運営を担当しました。地元自治体や商工会議所からも後援を受けており、地域全体でこの取り組みを支持しています。
熾烈な競争の中での優勝
今大会には、2024年度の優勝校である玉野高校から3チームが出場し、優勝候補との声も上がりました。しかし、初出場の「玉野商工硬式野球部おかざきいさむ」チームは、そのスピード感と機動力を活かして多くのごみを収集し、見事5.29kgのごみを集めて優勝を果たしました。接戦を繰り広げた「the best」チームが2位、倉敷古城池高校の「Let Me Breakdown」チームが3位に入賞しました。これにより、玉野商工高校は11月30日の全国大会での好成績も期待されることになります。
参加者たちの意義を見出す機会
宇野港は瀬戸内国際芸術祭の発着拠点としても知られ、美しい海と自然に囲まれています。こういった美しい場所でも、普段は気付かないところにごみが隠れていることを参加者たちは実感しました。自分たちの手でごみを拾うことを通じて、海洋ごみ問題が身近な問題であることを再認識したのです。彼らの熱意のこもったごみ拾いの姿は、多くの人々に影響を与えるでしょう。
優勝チームの意気込み
優勝が決まった瞬間、「こんなにいっぱいごみがあった!」と喜びをあらわにした「玉野商工硬式野球部おかざきいさむ」チームのメンバーたち。地元の美化活動に喜んで取り組む彼らは、「全国大会でも頑張るけん、待っとけよ!」と意気込んでいました。この熱い思いは、彼らにとって地元を愛する気持ちの表れでもあり、清掃への熱意となって表れています。
スポGOMIの理念
日本財団スポGOMI連盟は、単なるごみ拾いの活動にとどまらず、地域の健康を促進する活動を目指しています。ごみ拾いを競技として捉え、活動を通じて地域の常識を変えていく。しっかりした啓発活動が、持続可能な未来を形成するための重要な一歩となるでしょう。
未来への期待
全国大会が迫る中、玉野商工高校のチームへの期待は大きくふくらみます。彼らがどのように成長し、挑戦を続けるのか、多くの目が集まります。将来、彼らが海洋ごみ問題に立ち向かう姿は、多くの人にインスピレーションを与えることでしょう。