江戸の情緒を楽しむ『北斎小唄そぞろ歩きすみだの節気』が2025年開催

江戸の心を感じる『北斎小唄そぞろ歩きすみだの節気』

2025年10月19日（日）、東京都墨田区のYKK60ビル AZ1ホールにて、江戸の情緒を体感できる舞台『北斎小唄そぞろ歩きすみだの節気』が上演されます。この公演では、名曲の小唄と共に葛飾北斎や歌川広重による浮世絵が織りなすビジュアルを楽しむことができ、その魅力は尽きることがありません。

今回で5回目を迎えるこの公演の新作は、昨年の好評を受けて、江戸時代の二十四節気や五節句といった伝統的な行事に焦点を当てた内容となっています。温暖化により失われつつある季節感を再認識する機会として、江戸の人々が大切にしていた季節のリズムを現代に伝えていく重要な試みです。これにより、観客は四季の移ろいを感じながら、豊かな江戸の世界に浸ることができます。

公演の詳細と魅力

本公演は、明暮れ小唄（三人組の小唄歌手）によって演じられ、真打ちに昇進したばかりの柳家緑太が案内役を務めます。また、福原千鶴社中による囃子の効果が加わり、観客はまるで江戸の街を散策しているかのような没入感を味わうことができるでしょう。

公演では、時間や季節の繊細な変化を強調し、観客に身近に感じてもらえるよう工夫が施されています。隅田川界隈を舞台に、江戸の人々の生活に密着した作品が展開され、特に春夏秋冬の美しい瞬間を切り取った場面は必見です。

演出とアートディレクション

脚本・演出を手がけるのは、大和田文雄氏。彼は国立劇場での数々の歌舞伎や古典芸能の演出を担当しており、その経験を活かした深みのある作品が期待されています。また、アートディレクションには、絵本作家やイラストレーターとして活躍中の小池アミイゴが参加し、江戸と現代の橋渡し役を果たします。これにより、視覚的な面でも観客を魅了することでしょう。

チケット情報

公演は2025年10月19日開演、チケットはカンフェティで現在発売中です。前売り券は4000円ですが、カンフェティ限定の割引で3000円で購入できます。開場は開演の30分前ですので、早めの来場をおすすめします。

公演を前に過去の公演映像も公式YouTubeで公開していますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。江戸情緒あふれる素晴らしい時間を共に過ごしましょう。

最後に、江戸文化が持つ深い魅力をこの公演を通して皆様にお届けできることを心より願っています。