東京建物と御船町が連携し子どもの未来を支える運動公園の開発へ

東京建物と御船町、官民連携で運動公園プロジェクト始動

2025年9月24日、東京建物株式会社と熊本県上益城郡御船町は、地域振興を目指す「キッズドリーム運動公園プロジェクト」における官民連携基本協定を締結しました。本プロジェクトは、子どもたちが健やかに成長できる環境を提供することを目指し、スポーツ、健康増進、子育て支援、防災といった要素を盛り込むことで、地域経済を活性化させることを目的としています。

キッズドリーム運動公園プロジェクトとは

御船町が推進するこのプロジェクトは、子育て世代や地域住民にとって、スポーツや学びの機会を提供する新たな複合拠点を創出するものです。官民連携を活用し、公共と民間のサービスを融合させることで、地域のニーズに応えることが期待されています。具体的には、複合商業施設を併設した運動公園の整備が進められ、健康増進や防災機能の強化にも取り組む予定です。

このプロジェクトが実現することで、御船町内はもちろん、南九州地域全体においても新たな交流の拠点として機能し、地域住民の生活の質向上にも寄与すると見込まれています。また、雇用の創出や経済の活性化に繋がることも大きなメリットです。

東京建物の役割

東京建物は1896年に設立され、日本の不動産業界で長い歴史を持つ企業です。オフィスビル、マンション、商業施設など、多岐にわたる開発・運営を行っています。御船町との連携においても、これまで蓄積したまちづくりのノウハウを生かし、地域の特性に応じたプロジェクトを進めていくことが求められています。

今までの実績として、福岡にある商業施設「VIORO」や、「PRALIVA」なども手掛けており、九州エリアでの市場変化に柔軟に対応してきました。今回の協定締結を通じて、御船町でのプロジェクトにおいてもその実力を発揮し、地域の発展に寄与することが期待されます。

官民連携の意義

本協定では、具体的な連携協力事項が設定されています。例えば、子どもや子育て世代を中心とした新たな居場所の創出や、多様なスポーツと学習機能の提供、さらには官民連携による健康増進の促進が挙げられます。これにより、地域全体にプラスの波及効果をもたらすことが可能になるでしょう。

特に、フェーズフリーという概念を取り入れた防災機能の強化も大きなポイントです。これにより、災害時における地域住民の安全が確保され、その結果として町全体の持続可能な運営がなされることにも繋がります。

未来を見据えて

「キッズドリーム運動公園プロジェクト」は、ただのスポーツ施設に留まらず、地域社会のさまざまなニーズを満たす「場」として、多くの人々に利用されることを目指しています。これにより、健康で活力のある地域社会が形成され、未来を担う子どもたちの成長をしっかりとサポートすることができるでしょう。本協定を機に、御船町の魅力がさらに引き出されることを期待したいです。