株式会社hacomonoがシリーズDで46億円調達
株式会社hacomono(東京都渋谷区、代表取締役CEO 蓮田健一)がウェルネス産業に向けたオールインワン・マネジメントシステム「hacomono」の開発において、シリーズDラウンドで46億円の資金調達を実施したことを発表しました。これにより、同社の資金調達総額は120億円に達しました。
背景と成長のスピード
hacomonoは、少子高齢化や労働力不足、地域の過疎化といった社会的な課題に取り組むインダストリーSaaSスタートアップです。「ウェルネス産業を、新次元へ。」というミッションを掲げ、競争の激しいフィットネス業界で成功を収めてきました。これまでの成長は目覚ましく、前回のシリーズCからたった1年8ヶ月で、ARR(年間定期収益)はT2D3を超え、導入店舗数は約2.6倍、決済流通額は約7倍以上に急成長を遂げました。
これらの数字は、hacomonoが単なるフィットネスクラブだけでなく、全国の運動スクールや公共施設にもその影響を拡げていることを示しています。独自のビジネスモデルは市場のニーズに応える形で多様化し、さまざまな新業態が誕生する中で、その成長は止まることがありません。
資金活用の具体策
今回の資金調達は、ウェルネス産業のさらなる発展に向けた戦略的投資に充てられる予定です。特に注目されるのは、以下の6つの領域において新しいサービスの拡充や戦略の実施が計画されています。
1.
Layer Cake戦略の加速 - 異なるサービスの組み合わせによりさらなる付加価値を創出します。
2.
Fintech新サービスの拡充 - お金に関する業務改善を進め、ユーザーの利便性を高めます。
3.
IoT x AI新サービスの拡充 - 新技術により、顧客体験を飛躍的に向上させる施策を行う予定です。
4.
近接ドメインへのGo to Market - 他業種への進出を図り、ビジネスの基盤を拡大します。
5.
新しいサービス・プラットフォームの投入 - 幅広いニーズに応える新プロダクトを開発していきます。
6.
M&A、グローバルの推進 - 海外市場への進出を視野に入れた統合型戦略を実行します。
人材採用の強化と未来の展望
資金調達に伴い、hacomonoは人材採用にも力を入れていく方針です。2025年までに100名の増員を目指し、特に会社の成長を牽引する要となるポジションを「The Next Talents」として積極的に募集しています。これにより、SaaS事業やFinTech事業、さらにはIoTハードウェア事業の拡大を目指し、多様な事業への挑戦を続けていきます。
また、今後の事業ビジョンや成長戦略について説明するオンラインイベントも開催予定です。2025年2月12日に行われるこのイベントでは、CEOの蓮田と役員陣が直接、hacomonoの最新情報や今後の展望についてお話しする予定です。詳細は公式サイトで確認できます。
投資家からの期待
今回のラウンドには、JPインベストメント、三井不動産、ゆうちょ銀行など、幅広い企業が参画しており、彼らはhacomonoの持つ成長可能性とビジョンに対して非常に高い期待を寄せています。投資家のコメントにも見られるように、hacomonoは「未来の標準」を創造する企業として、ウェルネス産業だけでなく日本の産業全体に新たな価値を提供し続けると確信されています。
今回の資金調達を機に、hacomonoはさらなる革新へと舵を切ります。健全な生活を支援する企業として、ウェルネス産業の進化を促進し続けるhacomonoの動向から目が離せません。