車のカスタマイズが人気上昇中！ホンダアクセス調査から見えた動向と平均支出

車のカスタマイズが進化する時代

自動車のカスタマイズは、今や多くのドライバーにとって楽しみの一つとなっています。株式会社ホンダアクセスが行った「クルマのカスタマイズに関する調査2025」によると、自分の車をカスタマイズした経験のあるドライバー1,000人のうち93%が「購入後でもカスタマイズができることを知っている」と答えました。この数字は、クルマをより魅力的に、また快適にするためのアクセサリーが存在することを理解している人が多いことを示しています。調査の結果、カスタマイズにかけた平均支出は78.1万円で、前回の調査から25.1万円も増加しました。

カスタマイズ経験とその傾向

カスタマイズの種類において最も一般的なのは「ホイール交換」で、全体の43.8%が経験済みです。次いで「ドライブレコーダー装着」が39.9%、さらに「カーナビ交換」が31.2%の回答を得ました。特にタイヤまわりのカスタマイズが重視されているようです。興味深いことに、カスタマイズ経験は性別や年代によっても異なり，男性はホイール関連への関心が高い一方、女性は内装や音響のカスタマイズに注目している傾向があります。

目的と支出の実態

カスタマイズを行う目的としては「外観を自分好みにする」という回答が36.6%で最も多く、続いて「車内を快適にする」(30.2%)が選ばれました。調査対象者はカスタマイズにかける支出として「50万円から100万円未満」が21.4%で多く、サーキット系やドリフト系のカスタマイズにかける金額は高額になりがちです。

DIYカスタマイズの急増

特筆すべきは、DIYでのカスタマイズ実施率が56%に達し、2022年から15ポイントの上昇を示した点です。特に「ライトバルブ交換」(28.1%)や「車内灯交換」(27.5%)といった手軽にできるカスタマイズが流行しており、パーツ購入先としてカー用品店が最も多く利用されています。

カスタマイズカーと文化

カスタマイズは製品の劣化を伴うこともありますが、現代のドライバーは個性を求めて積極的に投資しています。調査では「ドライブデートはカスタマイズされた車でするべき」という回答が75%以上を占めており、特に30代では83%という高い数字を記録しました。また、カスタマイズカーのイメージに合う芸能人として、アウトドア系ではヒロミさんや所ジョージさんが選ばれ、親しみやすさと親近感が影響しているのでしょう。