MPLUSPLUS新製品「LED VISION FLAG」の誕生
テクノロジーでエンターテインメントの新たな形を提供するMPLUSPLUS株式会社が、このたび自社開発した新製品「LED VISION FLAG」を発表しました。この製品は、旗の両面をLED化し、多様な映像表現を可能にした次世代パフォーマンスアイテムです。しなやかな発想と技術力によって、スポーツやエンターテインメントの世界で新たなパフォーマンスの扉を開くことが期待されています。
LED VISION FLAGとは
「LED VISION FLAG」は、模様やロゴ、文字などを自由に表示できるフラッグです。MPLUSPLUSの過去の演出実績から生まれたこの製品は、約3,200個のLEDを搭載し、各LEDごとに独立した制御ができます。また、複数のフラッグを同期させることで、演出の幅がぐっと広がるという利点があります。現場でのオペレーションも簡単になり、複雑な演出も安心して行えるよう設計されています。
特に、直感的なソフトウェアと、スムーズな運用性を実現したハードウェアが組み合わさることで、選手の背番号を表示したり、タイムコードに合わせた演出などが容易になりました。無線制御も強化されており、安定したパフォーマンスが可能です。さらに、販売用モデルには、日本だけでなく北米やEUに対応したモデルも用意されています。
MPLUSPLUSの実績と技術
MPLUSPLUSは、光・映像・ダンスを高度に同期させたエンターテインメント表現で高い評価を得てきました。2023年のF1ラスベガスGP開幕式では、100本のLED VISION FLAGを用いた壮大なパフォーマンスを展開し、世界中の観客を魅了しました。これに加えて、「America’s Got Talent」に出演し、セミファイナリストに輝くなど、国際的な舞台でも常に新しい表現方法を模索しています。
さらに、今年はBeyoncéのワールドツアーでも、ANREALAGEと共同でLEDテキスタイルを採用するなど、テクノロジーとファッションの融合を試みています。MPLUSPLUSの掲げる「Technology To The Next Stage」は、まさにその理念を体現したものです。
先行導入と販売について
現在、国内外のプロスポーツ團のいくつかが「LED VISION FLAG」を先行導入しており、ハーフタイムショーやイベントでその効果が評価されています。「LED VISION FLAG」の販売は法人限定で、プロスポーツチームやエンターテインメント施設、商業施設などが対象となります。
これまでMPLUSPLUSは、自社のスタッフが現場でのオペレーションを担っていましたが、近年のテクノロジーの進化により、今のタイミングで販売が可能になったのです。特に、耐久性や軽量化が進んだLED技術や無線通信の安定化が背景にあり、自社開発の操作ソフトも充実したことが要因です。
MPLUSPLUSが目指す未来
MPLUSPLUSの社名にある「++」は、プログラミングにおける「更新」を示しています。彼らは、エンターテインメントの場において、常に新しい感動を生むための装置を開発し続けます。魅力的なパフォーマンスを支える新たな道具によって、現場の演出家やアーティストに新しい可能性を提供する姿勢は、今後も変わることはありません。
「LED VISION FLAG」の登場は、MPLUSPLUSが目指す未来への第一歩です。今後の展開にぜひ期待してほしいです。
MPLUSPLUSは全国各地でこの新しい製品を展示する機会を設ける予定です。次回の展示会、INTER BEE 2025においても「LED VISION FLAG」などを実際にご覧いただけるので、ぜひ足を運んでください。