初開催!女子フットサルワールドカップへの道を語る対談イベント
3月8日は「JFA女子サッカーデー」。日本フットサルトップリーグでは、この特別な日を祝うために、中田久美理事、鈴木万紀子理事と立川アスレティックFCレディースの藤田実桜選手を迎え、女子フットサルの未来についての対談が行われました。今回のテーマは「史上初開催の女子ワールドカップを目指して」。
女子ワールドカップ開催の意義
これまで女子フットサルには国際大会が存在しませんでしたが、2023年にフィリピンで初のFIFAフットサル女子ワールドカップが開催されることが決定。これは、女性がフットサルをプレーする機会が増え、各国での取り組みが活発化していることの証しです。
アジアカップが5月6日から始まる予定で、ワールドカップは11月21日から12月7日まで実施される運びです。日本は前回大会で準優勝を果たし、開催国の中国と前回優勝のイランと共に予選を免除されています。
藤田選手は「グループCにいる国々はタイ、日本、インドネシア、バーレーンで、特にインドネシアは前回大会で5位という実績を持っています。厳しい戦いが予想されるため、しっかりと準備をして挑むつもりです」と語ります。
メンタル面の準備
ワールドカップに出場するためには、アジアカップで3位以内に入る必要があります。この重要な局面で、藤田選手は中田理事にメンタル面に関する助言を求めました。
中田理事は、「フットサルワールドカップは、オリンピック並みに緊張感のある大会になるでしょう。予選が本戦よりも緊張することが多いです。敵国の分析を行い、計画的な練習を続けることが大切です。また、自己管理や心の持ち方が勝敗を分ける要因となります。不安にならず、全力で挑む姿勢が必要です」と述べました。
フットサルの普及に向けて
女子フットサルのワールドカップが初めて開催されることには、フットサルの普及が進んでいる意味も込められています。藤田選手は「私自身、代表メンバーに選ばれることが重要ですが、競技を続ける上でワールドカップ優勝を目指さなければなりません。結果を出すことで、シーンが変わる可能性を感じています」と、選手としての強い意気込みを表しました。
鈴木理事も「“初”の大会を逃す手はありません。ぜひ優勝を目指してほしいです。女子フットサルのワールドカップはまだ多くの人に知られていないので、注目を集めるきっかけになってほしいです」と期待を寄せました。
藤田選手は「ありがとうございます!普段の練習で意識を高く持ちながら、アジアカップを突破し、ワールドカップへ向けて準備をしていきます」と力強く締めくくりました。
対談は3つのテーマで構成され、初回のテーマ「フェアに輝ける社会、夢に向かってチャレンジできる社会とは」、次回のテーマ「もっと女性にプレーしてもらうにはどうしたらいい?」と続いていきます。女子フットサルの未来に期待が高まります。