音楽の国際舞台に挑戦する二人
世界中で活躍するヴァイオリニストの
服部百音と、ピアニストの
ダニエル・ハリトーノフが新たに発表する演奏会シリーズ「STORIA LAB」が、8月に開催される「パレルモ・クラシカ国際音楽祭」への出演を果たします。これに続き、12月には日本の東京、大阪、名古屋でも公演を行うことが決定しました。
パレルモ・クラシカ国際音楽祭
「パレルモ・クラシカ国際音楽祭」は、地中海の文化が息づくシチリア島のパレルモで毎年開催される権威ある音楽祭です。今年で15回目を迎え、世界中から集まったトップアーティストたちが集結し、美しい歴史的な背景のもとオペラやシンフォニー、室内楽など多彩な演目を披露します。この音楽祭は、地域の人々にとっても夏の風物詩となっており、多文化の交流や新たな音楽的表現を生むプラットフォームとしても知られています。
STORIA LABのユニークなプログラム
「STORIA LAB」は文字通り音楽の実験室です。服部百音は伝統的な枠を超え、現代的な視点を持つ演奏を追求しています。今回のパレルモ公演では、プロコフィエフやストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチの作品に加え、服部自身の作品「THE世界遺産『Les enfants de la Terre~地球のこどもたち~』」が演奏されます。このユニークかつ多様性に富んだプログラムは、聴衆に新たな感動を提供することでしょう。
日本公演も見逃せない
パレルモでの経験を経た二人は、12月に開催予定の日本公演で特別な音楽体験を提供します。東京、大阪、名古屋での公演では、世界で磨き上げられた演奏が期待されます。プログラムには、プロコフィエフのヴァイオリン・ソナタ第1番、ストラヴィンスキーの「妖精の口づけ」からの抜粋、ショスタコーヴィチのヴァイオリン・ソナタ作品134が含まれています。特に服部隆之による「THE世界遺産」は、未来を担う子どもたちへのメッセージが込められており、深い愛情と責任感が表現されています。
日程と会場
- - 東京公演: 12月2日 (火) 浜離宮朝日ホール
- - 大阪公演: 12月3日 (水) あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール
- - 名古屋公演: 12月4日 (木) 宗次ホール
各公演では、特別価格でのチケット提供も行われ、中学生や高校生以下の子どもたちには無料席も用意されています。この機会にぜひ、次世代に響く音楽の旅を会場で体感していただきたいと思います。
最後に
服部百音とダニエル・ハリトーノフの音楽の旅は、聴衆との対話を通じて新たな驚きを生み出すことでしょう。彼らの演奏は異なる文化を持つ人々が共鳴し合い、心に響く体験を提供することでしょう。国際的な舞台を経て深化する彼らの音楽を、ぜひお見逃しなく。