金賞受賞K.L.V
2025-10-22 13:58:19

大阪・関西万博で金賞受賞!K.L.Vが映し出す滋賀の感動体験

大阪・関西万博閉幕とK.L.Vの栄誉



2025年10月14日、注目のイベントである大阪・関西万博が無事に閉幕した。約6ヶ月の開催期間に、約40万人が訪れたこの万博の中でも特に話題を集めたのが、大阪・関西万博の関西パビリオン滋賀県ブースに設置された展示『K.L.V(キネティック・ライト・ビジョン)』である。このエンターテインメント空間が、日本空間デザイン賞2025において金賞を受賞したことが発表された。これは、9月18日の速報発表に次いで、万博の閉幕に向けた重要な一幕となった。

K.L.Vの魅力



K.L.Vは、光のアーティスト松尾高弘氏が手掛けた革新的な光のアート装置と、映像制作会社『ドラマメイカーズ』の代表・映画監督岡太地によって制作された映像作品が融合した、まさにシネマティックなインスタレーションである。会場を彩る450個の光球が空中に浮かび、曲面スクリーンに映し出された滋賀の景色と共鳴しながら、来場者に光と映像に包まれる没入体験を提供した。

展示の場では、上映が終了するたびに自発的な拍手が生まれ、SNS上では「琵琶湖の上を旅しているよう」「映像が呼吸しているようだった」といった感想が寄せられ、その体験の深さが伺える。映像と空間が一体となったこの作品が、多くの観客に感動を呼んだことが今回の評価の大きな要因である。

製作の背景



K.L.Vの展示は、株式会社ルーセントデザインの松尾高弘氏による空間アートと、岡氏が制作を担当した映像が見事に融合した成果である。岡氏が記録した滋賀の自然・文化・人々の営みは、「水」をテーマにし、観る者に滋賀の本質に触れる機会を与えた。光の球体が浮遊し、映像と重なり合う様子は、まるで滋賀の自然と文化を旅するような体験を提供した。

岡氏は、自身の映像が来場者自身の感覚に響くようにすることに重点を置き、地域の魅力や風景をただ伝えるのではなく、訪れた人々がどのような情感やイメージを持ち帰るかを意識したという。例えば、琵琶湖の湖面が持つ幽玄さや歴史の物語を、映像で表現することにこだわった。

映像制作の技術



岡氏は、今回の映像制作において、最新技術を駆使した。中でも使用したカメラはRED KOMODO-Xで、色彩の深みや偶然性を捉えるのに最適であった。さらに、照明技師浅川周氏の光の演出によって、映像には濃密な色彩が宿り、より一層の美しさが加わることとなった。このプロジェクトは、映像の強度を求めるもので、壮大なスクリーンに耐えるための映像制作が必要であった。

岡太地監督の言葉



受賞に際して、岡太地監督は「日本空間デザイン賞での金賞受賞を光栄に思います。K.L.Vを創造した松尾さんとの出会いは、私の創造の幅を広げるものでした。」と述べ、プロジェクトの成功を共に喜びました。映像制作の過程で、普段の物語作りを生かして空間映像に挑戦した経験が、今後の映画やドラマ演出にもつながると語る。

今後、K.L.Vの注目は続く. 11月21日には、金賞の中からグランプリとなるKUKAN OF THE YEAR2025も発表される予定であり、その行方に注目が集まっている。


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