ヤマハとCAMPFIRE、ボカロ化を支援する新サービスを始動
日本の音楽シーンを革新する新たなプロジェクトが、ヤマハ株式会社と国内最大のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」によってスタートを切りました。この取り組みは、ボカロ(VOCALOID)に“なりたい”という多くのクリエイターやファンの願いを実現するためのクラウドファンディング型支援サービス「VOCALOID FAN-ding」です。
ボカロ文化の進化
2003年の登場以来、ボカロは多くのアーティストによって楽曲が制作され、その独自の音楽文化を育んできました。今やボカロは、アニメやゲーム、ライブパフォーマンスなど、様々なジャンルに影響を与えています。このような背景を持つボカロに対して、ファンたちの熱い想いを受け止めることを目的として、CAMPFIREとヤマハが手を組み、新たな道を開くこととなったのです。
VOCALOID FAN-dingの概要
新たに誕生した「VOCALOID FAN-ding」では、ボカロ化を目指すキャラクターたちへの支援を行います。具体的には、ボイスバンクの制作、イラストの提供、デモソングの作成など、多岐にわたる活動を一貫してサポートします。このプロジェクトを通じて、楽曲制作に挑戦するクリエイターとファンを結びつけ、ボカロ文化のさらなる発展を目指します。
第一弾キャラクターの紹介
「VOCALOID FAN-ding」の第一弾として、ボイスバンク化を目指すキャラクターの紹介です。次世代のボカロアーティストとして注目を集める『足立レイ』、『紡乃世詞音』、『あかつきるき』の三者が参加します。
足立レイ
足立レイは、株式会社メカニカルガールが開発した実在の等身大ヒューマノイドロボットです。169cmの身長を持ち、合成音声を用いたユニークな歌唱が特徴で、UTAU音源や専用の合成音声機能を活かして多彩な表現を可能にします。彼女の登場は、ボカロ界に新しい風を吹き込むことでしょう。
紡乃世詞音
16歳の少女キャラクター、紡乃世詞音は「G's音声活動研究会」から誕生しました。明るい性格に加え、音声コンテンツレーベルでの活動を通じて、ボカロファンからの支持を集めています。毎月配信されるWebラジオ「ことラジ」でも、その声を楽しむことができ、彼女への期待が高まります。
あかつきるき
“いつか天使になりたい悪魔”というキャッチコピーを持つ反面、自身ではVsingerクリエイターとしてマルチな活動を展開するあかつきるき。彼女はYouTubeで歌をメインに活動するだけでなく、アートやデザインにも手を広げており、次世代アーティストとしての実力を発揮しています。
未来へ向かって
「VOCALOID FAN-ding」は、ボカロの未来を共につくる可能性を秘めています。クリエイターやファン、そのすべてが共鳴し合い、新たなボカロ作品が生まれる瞬間を目指すこのプロジェクト。興味がある方はぜひ、特設サイトを訪れてみてください。
特設サイトはこちら
この新しい挑戦が、ボカロファンにとって喜ばしい未来に繋がることを期待しています。