ビジョナリー新設！アビラル選手が格闘技実業団に加入

ビジョナリーが新たに格闘技実業団を設立

名古屋に本社を置く株式会社ビジョナリーは、障害福祉サービスを提供する企業として知られていますが、このたび新たに格闘技実業団を設立し、K-1所属のプロファイター、アビラル・ヒマラヤン・チーター選手を迎え入れました。

この新しい試みは、これまでの「マッチョ介護士」としての活動を基盤に、さらに幅広い社会貢献を目指すものです。アビラル選手は、格闘技の活動と並行してビジョナリーの広報活動や介護現場にも参画し、退職後も継続的に雇用される予定です。これは、福祉業界でのセカンドキャリア構築に向けた意欲的な取り組みです。

サポート体制の充実

ビジョナリーは、フィットネス実業団7SEASにおいても、選手が介護の仕事とトレーニングを両立できる環境を整えてきました。1日8時間の勤務のうち2時間をトレーニングに充てることができ、プロテインの支給や大会参加費用の支援も行っています。こうした柔軟なサポートにより、ボディビル競技に打ち込む選手たちは介護スタッフとしても活躍してきました。

このような取り組みは、福祉業界での人材不足という根強い課題に対しても大きく寄与していると言えるでしょう。メディアでの露出やSNSでの発信により、ビジョナリーの認知度も高まり、実業団制度がもたらす効果が確実に感じられています。

新たな挑戦としての格闘技実業団

格闘技による社会貢献を目指すビジョナリーの新たな挑戦には、アビラル選手のような国際的なプロフェッショナルが欠かせません。彼の存在は、国内外の人材確保に寄与するだけでなく、福祉現場での多様性の促進にもつながることでしょう。

代表の丹羽氏は、「日本が選ばれる国である必要はなく、選ばれる企業であり続けるための努力が求められています」と語り、その背景には社会情勢に対する真摯な姿勢がうかがえます。今後、ビジョナリーはネパールやインドネシア、韓国、フィリピンといった国々からのグローバル人材の採用を進めていく方針です。アビラル選手が持つ国際的な影響力とネットワークによって、福祉の現場はさらなる拡がりを見せることが期待されています。

アビラル選手の思い

アビラル選手はこのプログラムに参加することに強い意欲を持ち、「自らの格闘技のキャリアと同時に、障害者施設を利用される方々に元気や勇気を届けたい」とコメントしています。彼はK-1のベルト取得を目指し、選手としての実力を磨きながらも、グローバル人材としてのスキル向上にも注力したいと考えています。おそらく彼の存在は、ビジョナリーの理念を体現し、さらなる社会貢献を果たすことでしょう。

ビジョナリーは、スポーツと福祉の融合を目指し、新たな価値を創造し続けていきます。アビラル選手の挑戦が、将来的にどのような結果をもたらすか、引き続き注目が必要です。