ボルボの新ホイールローダー
2025-06-18 16:42:12

日本初上陸!ボルボのフル電動ホイールローダー「L120 Electric」

ボルボの新たな挑戦、フル電動ホイールローダー「L120 Electric」



株式会社ボルボ・グループ・ジャパンが、6月18日より開催されたCSPI-EXPOにて新型のフル電動ホイールローダー「L120 Electric」を発表しました。この機会に、日本国内での販売がスタートします。

「L120 Electric」は、同クラスのディーゼル駆動機と遜色ないパワーを有しながら、環境性能を徹底的に追求した一台です。ゼロエミッションを実現し、静音性にも優れているため、低炭素や低騒音が重視される作業現場でも非常に導入しやすくなっています。3.6m³のバケット容量を持ち、コンクリートプラントや廃棄物処理施設など、幅広いシーンでの作業に対応可能です。

高速充電で効果的な運用が可能



このホイールローダーは、最速1時間30分でのフル充電を実現し、最大約9時間の稼働が可能です。特に、ディーゼル駆動機と比べてCO2排出量を大幅に削減できる点が魅力です。エンジン部品がなくメンテナンスコストも約30%ダウンするため、長期的な運用コストも抑えることができます。

本製品は、日本の販売代理店である山﨑マシーナリー株式会社を通じて購入でき、レンタルは西尾レントオール株式会社からも開始される予定です。日本の建設機械業界では、オフロード法の改正による排出ガス規制が強化され、ゼロエミッションへの取り組みが進んでいます。こうした中、ボルボは他では実現できない新たな選択肢をスピーディに提供しています。

「L120 Electric」の性能



「L120 Electric」はその優れた技術仕様も特徴です。静止転倒荷重は13,000kg、バケット容量は3.3~5.5m³、操作重量は19,700~21,000kgとなっています。また、掘削力は172kN、電気モーターはPMSM(永久磁石同期モーター)で、定格出力は228kWです。

搭載されているリチウムイオン電池は600Vで、282kWhのバッテリー容量を有します。DC充電容量は165kWで、急速充電を利用すると20%から80%までを2時間で最大165kWで充電可能な点も見逃せません。使用可能バッテリー容量は268kWhで、作業内容によりますが、目安作業時間は5〜9時間となります。タイヤサイズは23.5R25です。

未来を見据えた技術革新



ボルボは、建設機械の電動化に注力しており、新技術の開発を通じて市場のニーズに応えています。この「L120 Electric」の登場は、日本の建設現場にも新風を吹き込むことでしょう。環境にやさしい高性能機器として、多くの現場での活躍が期待されます。

詳細な技術仕様については、製品サイトをご参照ください。


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