無声映画×ライブ
2025-02-18 13:35:16

無声映画の魅力を体感できる『第2回本棚劇場シネマ』の魅力とは

無声映画の魅力を体感できる『第2回本棚劇場シネマ』



2025年3月22日、埼玉県所沢市にある角川武蔵野ミュージアムの本棚劇場が一日限りの特別シアターに生まれ変わるイベント、『第2回本棚劇場シネマ~無声映画×活弁×生演奏~』が開催されます。このイベントは、無声映画における独自の文化を再現し、観客にその魅力を伝えるためのものです。

本棚劇場が変身する特別な日


本棚劇場は、普段はプロジェクションマッピングを楽しむ場所ですが、この日は特別にスクリーンが設置され、選りすぐりの無声映画が上映されます。今回のイベントは、2023年に開催された第1回の好評を受けての2回目。100年以上前の無声映画に、弁士や楽士がその場でセリフや音楽を付けて上演します。まさに、映画の草創期の息吹を感じることができる貴重な体験が待っています。

貴重なコレクションとその魅力


上映される映画作品は、評論家の紀田順一郎氏が収集した貴重なフィルムが中心です。彼は30年以上の歳月をかけて、自身のコレクションを築き上げ、特に無声映画に焦点を絞り、8割の作品を収蔵しています。紀田氏は、このイベントの意義を「無声映画には、他のメディアにはない独特の魅力がある」と語っています。彼の収集した作品の中には、歴史的な名作が含まれており、一幕の上演は観客にとっても非常に嬉しい機会となるでしょう。

弁士と楽士のパフォーマンス


本イベントでは、熟練の弁士や楽士が登場します。イベントの中で、プリントされたフィルムをプロジェクターで映し出し、そこに生演奏とともに精緻に編集されたセリフを付け加えます。この形態は、映画誕生の時代に近い体験を再現し、観客はより深く映画に没入することができるのです。また、当日は、無声映画に詳しい荒俣宏氏が解説を行い、観客にとっての理解を深める要素ともなります。

時代を超えた映画体験


紀田氏のコメントからもわかるように、昭和40年代から始まったフィルム収集は、決して簡単な作業ではありませんでした。しかし、彼は自身のコレクションを公開できたことをとても喜んでおり、文化の振興を目指す角川武蔵野ミュージアムでその特別な体験を提供できることへの感謝も忘れません。

イベントの詳細とアクセス


『第2回本棚劇場シネマ』は、2025年3月22日(土)に開催されます。開場は10:30、上映は11:00から14:00までの予定です。チケットは、オンラインや当日窓口で購入可能です。一般料金は1,400円からで、中高生や小学生も特別割引が適用されます。場所は、角川武蔵野ミュージアム、所沢市の「ところざわサクラタウン」内です。この文化体験をお見逃しなく!

まとめ


無声映画の再演という形で、時代を超えた映画文化の魅力を感じられる『第2回本棚劇場シネマ』。映画と異なった形式での弁士による語りや楽士による演奏は、特別な感動を提供します。この貴重な体験を通して、多様な映画文化に触れ、歴史の一部となることができるでしょう。是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。


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