軽量で快適な新時代の作業服
2026年4月、ミドリ安全株式会社は日本ゴア合同会社と協力し、アークフラッシュ防護作業服「ARCTECT 2 VERDEXCEL」を発売することを発表しました。この新作業服は、軽量な3層ラミネート構造を採用することで、快適さと安全性を兼ね備えています。
アークフラッシュとは?
アークフラッシュは、電気回路がショートした際に発生する高温プラズマのことで、その温度は5,000〜20,000℃にも達します。これは太陽の表面温度に匹敵し、作業者には深刻な危険をもたらします。特に、電気作業に従事する者たちは、アークフラッシュによる重大な事故に曝されやすくなります。
現在、日本国内にはアークフラッシュに特化した安全規格が存在せず、多くの作業者はその危険性を理解していないため、適切な防護が求められています。
従来の課題と新作業服の特長
従来のアークフラッシュ防護服は、重くごわつき感があったため、作業者にとっては着用し続けることが難しいものでした。しかし、ARCTECT 2 VERDEXCELは、この課題を解決するために設計されています。特に際立つのは、日本ゴアの「PYRAD®」ファブリクスを採用し、軽量ながらも強い防護性能を実現した点です。これにより、作業者は快適に、そして安全に作業を行える環境が整いました。
さらに、ARCTECT 2は、IEC61482-1-2で定められた最高クラスの防護レベル「APC2」を達成。これにより、アークフラッシュによる事故のリスクを効果的に軽減します。
高電圧作業を安全に!
EV産業を含む様々な高電圧作業現場に対応する通気性や動きやすさが求められるARCTECT 2は、電力・発電所、鉄道、建設、重電機製造まで、幅広い分野での活用が期待されます。特に、狭小な場所での作業が多い日本の環境において、高い可動性と体温調節機能を持つことは非常に重要です。
デザインと機能性
ARCTECT 2 VERDEXCELのデザインには、実用性に優れた工夫が随所に施されています。後ろ丈を長くすることで、スパッタや炎から肌を守るだけでなく、衿タブ仕様により首回りの露出を防ぎます。袖口は調節可能で、また高視認性の機能も追加されており、暗所での作業時にも安全性が確保されています。
結論
ARCTECT 2 VERDEXCELは、軽量かつ快適でありながら、高い安全性を兼ね備えた革新的な作業服です。電化時代の新たなリスクに対応し、作業者が安心して作業に従事できる環境を提供することでしょう。今後、この新しい作業服が多くの作業現場で活躍することを期待しています。販売は2026年4月末から全国のミドリ安全直営店でスタート予定です。