XR拡張コンサート始動
2025-07-30 11:41:56

次世代通信技術で音楽体験を進化させるXR拡張コンサート「拡張音楽堂™」始動

次世代通信技術で進化する音楽体験



2025年8月22日、岐阜県岐阜市にて、新たな音楽体験を提供するXR拡張コンサート「拡張音楽堂™」が始まります。本プロジェクトは、TIS、TOPPAN、アーリーミュージックエンタープライズの3社が協力し、次世代通信技術と拡張現実(XR)を活用して、観客が音楽と映像を体感できる新しい形のコンサートを実現します。

XR拡張コンサートとは?



XR拡張コンサート「拡張音楽堂™」は、Apple社製のヘッドマウントディスプレイ「Apple Vision Pro」を使用し、観客の視界に様々な映像やCGコンテンツを表示することで、演奏と映像が連動した没入感のある体験を提供します。このプロジェクトの第一弾として、源氏物語をテーマにしたクラシックコンサート「メディアアート×語り×和洋古楽器で綴る『源氏物語』~麗しくも儚いものがたり~光る調べ」が行われる予定です。

技術とアートの融合



現代のコンサートでは、音だけでなく、映像や舞台装置などの演出が重要です。しかし、コンサートホールの物理的な制約により、限られた表現しかできないことが多かったのが現実でした。XR拡張コンサートでは、観客が「Apple Vision Pro」を装着することで、舞台の演出が制約を超えて拡張され、リアルタイムで演奏に合わせたコンテンツが楽しめるのです。

実証実験の詳細



実証実験は、岐阜県のサラマンカホールで行われ、技術的には5Gミリ波と衛星通信を用いた安定した通信環境を構築します。これにより、演奏と視覚コンテンツの同期を遅延なく実現し、観客に新しい体験を提供します。評価項目には、観客の満足度、主催者の運営負荷、アーティストによる演出の活用可能性などが含まれます。

また、2025年8月2日には、大阪・関西万博でロケテストも予定されており、XRの仕組みを体験できる貴重な機会となるでしょう。

産業支援と今後の展望



本プロジェクトは、東京都が実施している「次世代通信技術活用型スタートアップ支援事業」の一環として進められています。TISが開発プロモーターとして、TOPPANが技術支援を行い、アーリーミュージックエンタープライズがXRコンサートの企画やサービス化を担当します。これからの社会実証に向けた技術改善や新たな体験提供を目指して、3社は連携を強化していく予定です。

2027年には、全ての準備を整え、XR拡張コンサート「拡張音楽堂™」の正式な提供開始を目指しています。音楽とテクノロジーの融合によって、未来のコンサート体験はどう変わるのか、私たちの期待が高まります。

まとめ



新しい音楽体験を提案するXR拡張コンサート「拡張音楽堂™」は、音楽と映像の融合による未来の可能性を示しています。5Gや衛星通信を活用した新たな音楽体験が、観客にどのような感動をもたらすのか、2025年の実証実験が待ち遠しいです。このプロジェクトが成功すれば、音楽の楽しみ方は大きく変わることでしょう。メディアアートと音楽の新たな融合を、ぜひご期待ください。


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